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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年2月21日

本日ここまでは注目されていましたユーロ圏財務相会合で
ギリシャ向け支援について合意したことを好感し、
正午前にユーロが一時急騰しました。

ユーロドルは1.31台後半から1.32台後半と100ポイント程度上昇し、
ユーロ円は105円台前半から105円台後半まで上値を伸ばしました。

その後は特段大きな続報が流れておらず、ユーロは伸び悩んでいます。
ドル円は79円台後半で小動きに推移しています。


【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

豪ドル > NZドル > ユーロ > ポンド > ドル > 円
 

【本日のイベント】

17:00 EU財務相理事会[ブリュッセル]
18:30 英1月公共部門ネット負債
20:00 EFSF短期証券入札
21:00 トルコ中銀、政策金利
22:30 加12月小売売上高
24:00 ユーロ圏2月消費者信頼感


【ドル円】

昨日のドル円は朝に79.88円の高値を付けてから
79.35円まで売られましたが、その後は徐々に買い戻される形で
再び昨日の高値に迫る動きとなっています。

現在値は79.81円で、
日足のRSI(相対力指数)は79.77となっています。


まずは昨日の高値が、このまま上値抵抗となるかに注目していますが、
昨日の高値を上抜けた時は節目80円や昨年8/4高値80.23円が考えられますが、
ドル円は過去10年で引け値ベースでRSIが80を越えたことはなく、
引き続き80を越えたところは売り場だと見ています。


【ユーロ円】

昨日のユーロ円は朝に105.74円まで買われた後、
104.65円まで売られましたが、その後は買い戻され、
朝の高値を前にしたもみ合いの動きが続きました。

そして、本日ギリシャ向け支援が合意したことを好感し、
昨日の高値を上回る105.96円まで買われましたが、
その後は伸び悩み、やや上値の重い動きとなっています。


ただ、昨日も書きましたようにユーロ円については
一番ギリシャ問題の影響を受ける通過ですので、
結果を好感しここからさらに買われる可能性も考えられ、
そのような展開となるようですと、106.50~106.80円付近までの
上値余地も考えられます。


【ポンド円】

昨日のポンド円は朝に高値126.78円を付けた後、
125.77円まで下落しましたが、そこからは底堅い動きとなり、
つい先程昨日の高値に迫る126.64円まで買われています。

ここからは昨日の高値126.78円がレジスタンスとして
上値を抑えるのかがポイントになりそうですが、
ここで上値を抑えられるようですと、
ダブルトップの可能性がでてきますので、
仮に昨日の安値を割りこむ動きとなれば、
ダブルトップのターゲットは104円後半となりますので、
125円を割れる展開も考えられます。


逆に昨日の高値を更新する動きとるようですと
昨日の高値126.78円から押しの入った125.77円の倍返しが
127.70円付近の上値目標値となりますが、
その前に介入のありました10/31高値127.29円が
上値抵抗として意識されそうです。

こちらはユーロ円に比べ、過熱感のある状態ですので、
高値を更新しても上値余地はそれほどないと考えられます。


【豪ドル円】

昨日の豪ドル円は上窓を空けて始まり、朝に86.34円まで買われましたが、
その後は徐々に上げ幅を縮小する展開となり、
昨夕には朝に空けた窓を埋める動きとなりました。

その後、やや買い戻しが入りましたが、上値の重い展開が続き、
昨日の日足ローソク足は高値圏での上髭陰線となり、
ひと押し入りそうな雰囲気はあります。

このまま昨日の高値が残るようですと、

23.6%押し 84.39円
33.3%押し 83.59円
38.2%押し 83.18円
50.0%押し 82.20円


まずは84円半ば付近までの調整は入りそうに思います。

以上、よろしければご参考にして下さい。


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