円高・円安予想時の注文方法 FX入門 取引注文編 2014年03月23日 FXで、円高を予想した時と、円安を予想した時は どのように注文すればよいのかをドル円を例に解説していきます。 まず、FX(為替取引)のレートには「売値」と「買値」が存在します。 下記の参考図ですと、ドル円の売値(BID)は102.170円、 買値(ASK)は102.173円と2つのレートで表示されていますが、 このような表示の仕方を2WAY(ツーウェイ)プライスと言います。 売りたい人は売値の102.170円で、買いたい人は買値の102.173円で 取引をすることができます。 つまり、もしこの時に買おうと思ったら、102.173円で買うことになります。 そして、買ってすぐに売ることができる値段は102.170円なので、 買ったと同時に0.3銭分の損が発生していることになります。 この買値と売値の開きのことをスプレッドと呼び、 このスプレッドがFX会社の利益(手数料)となります。 例えば、参考図のようにスプレッドが0.3銭の場合、 1万通貨の取引をすれば、30円のマイナス(コスト)、 1000通貨の取引をすれば、3円のマイナス(コスト)となります。 つまり、FXではこのようにスプレッド分だけ、マイナスからのスタートとなる為、 スプレッドの狭い業者を選んだ方が取引が有利となります。 数年前にはドル円でも2銭~3銭くらいのスプレッドが当たり前で、 さらに別途手数料を取られたりしていた時から比べますと、 ここ最近は本当にスプレッドが狭くなってきており、 コスト面からも非常に勝ちやすい環境が整ってきました。 では、円高予想の場合、または円安予想の場合、 売値(BID)と買値(ASK)のどちらでエントリーをするかですが、 それぞれ下記のようになります。 ◆円高予想の場合 ⇒ 売値(BID)でエントリー ◆円安予想の場合 ⇒ 買値(ASK)でエントリー つまり、今後円安になると予想した場合は買値でエントリーし、 ポジションを持った後、円安になれば利益が、円高になれば損失が発生します。 そして、持っているポジションを決済することで、損益が確定します。 PR