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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

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経済指標について考える

為替レートは、各国の経済状況に応じて変化します。

このため、外国為替取引をする人の多くは、
各国の経済状況ならびに将来の動向を予測することで、
為替レートの今後の方向性を推測します。


そこで、為替など金融取引をする人の多くは、
各国の経済状況を把握する為、
各国が定期的に発表する『経済指標』に注目します。


経済指標とは、経済状況を構成する要因 (物価、金利、景気、貿易など)を
数値化したもので、経済状況ならびに過去からの変化を
把握することを可能にします。

経済指標を使うメリットの一つは、感覚ではなく、
数値という客観性を持って経済状況を把握できるということです。


数値データを使うことで、

・現状がどの程度の水準なのか?
・過去と比較して改善しているか、あるいは悪化しているか?
・どの程度変化しているのか?

などが理解できます。



経済指標の多くが、政府などの公的機関で作成、公表されているため、
調査が公平かつ公正に実施され、結果の正確性が高いのもメリットです。

もちろん、公的機関が実施しているとはいえ、調査に測定誤差がつきものです。

しかし、経済指標を利用することで、より正確に経済状況を把握することができます。



経済指標には、GDPなどの景気全体を対象にしたもののほかに、
雇用、物価、金利、貿易といった経済状況を示す個別要因を対象にしたものもあります。


このため、経済指標数は、経済状況を示す要因が多々あることもあって、
一つの国だけでも数十個存在します。

特に経済規模の大きい米国や日本の経済指標の数はとても多く、
米国の場合、主どったものだけで100近くになると言われています。  


ただ、為替取引を目的に経済指標を利用する場合、
すべての経済指標に目を通す必要はありません。

為替市場が注目する経済指標は、数が多い米国でも10個程度です。


経済指標に注目することで、その国(通貨)の現状を把握することができ、
その通貨の大きな流れ(方向性)を知ることができますが、
発表される重要指標を知り、単純に発表された指標が良かったから、
買おうというトレードの仕方で、はたしてFXで勝てるでしょうか?


答えはNOです。

FXの指標はその結果によって単純に良い結果だったら上がる、
悪かったら下がるというものではありません。

事前にその指標が好結果となることを市場が織り込んでいた場合は、
好結果だったとしても、「知ったらしまい」ということで、
下落するケースも多々あります。


ですので、指標の結果とその後の動きが結びつかないということを考えますと、
指標の結果のみを鵜のみにしてトレードするのは危険といえ、
あくまで指標の結果は参考程度として、
基本的にはチャートを頼りにトレードをする方が
トレードの精度をより高めることができます。


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