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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年2月10日

本日ここまではドル円は一時売られる場面がありましたが、
全般的に堅調に推移しています。

一方、ユーロ円、豪ドル円などのクロス円が
値を下げる展開となりました。

ユーロ円は午後に入り103円台を割り込み、
豪ドル円は83円目前まで売られています。

尚、昨晩のEU財務相会合は東京時間の開始直後に閉会し、
同会合では、ギリシャ支援が決定されませんでしたが、
会合後の会見でユンケル議長は
「決定は来週にも可能」と楽観的な見通しを示しています。

また、来週15日に再び財務相会合が行われ、
ユンケル議長は「15日までに、ギリシャ議会は
支援受け入れを採決する必要がある」と述べています。

ただ、会合の閉会後、為替市場の反応は特にありませんでした。


【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ユーロ > 豪ドル > ドル > NZドル > ポンド > 円


【本日のイベント】


18:30 英1月生産者物価指数(PPI)
22:30 加12月国際商品貿易
22:30 米12月貿易収支
23:55 米2月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報]
26:30 バーナンキFRB議長 講演


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】
 
【ドル円】

昨晩のドル円は以前のレンジ上限で強い上値抵抗である
77.30~77.35円が上値を抑える場面がありましたが、
このラインを上に抜けてからは買いが優勢となり、
NY時間に77.72円まで買われました。

本日午前中に昨晩の高値をわずかに更新する
77.74円まで買われましたが、その後はやや売りが強まり、
77.51円まで下落する場面もありましたが、
その後は堅調に推移し、再び77.70円まで回復しています。

本日このまま77円以上くらいで引ける事になりますと、
ようやく07年6月から続いていた長期ダウントレンドを
ブレイクすることになり、これまでの大きな円高の流れが
終焉する可能性が出てきます。


目先の動きとしましては、
77.35円付近を割りこんでいく展開とならなければ、
(節目のラインですし、また昨日の強い日足の陽線の中心値が77.36円)
買い優勢で、1/25高値78.28円を目指す動きが考えられます。


【ユーロ円】

昨晩のユーロ円は日中に102.76円まで買われた後、
売りが強まり、102.13円まで売られる場面もありましたが、
1/26高値102.20円がサポートになり、その後103.28円まで買われました。

本日はそのままの勢いで少し調整を入れた後に、
再度上値追いかとも見ていましたが、
イベント通過や週末要因もあり、ジリジリと調整が入っています。

ユーロ円は押し目買いスタンスで、
ここからですと、102.60円~102.76円(昨日の日中高値)付近が
サポートとして考えられ、まだ下押すようですと、
102.15~102.30円付近のサポートがポイントとなりそうです。

ただ、102.20円を割りこんで引けてしまうと、
買いの流れは悪くなりますので、102.20円付近のサポートでは
しっかり反転するかがポイントになると思います。


【ポンド円】

昨日のポンド円は日中はやや上値の重い動きとなっていましたが、
注目されました21時のBOEの資産買入枠の拡大幅が、
市場が予想していたほどの大量の追加緩和ではなかった事で買いが強まり、
その後も他通貨の上昇に合わせる形で、
直近の2/8高値122.84円をわずかに更新する122.96円まで一時買われましたが、
買いは続かずに、本日ここまでに徐々に上げ幅を削る動きとなっています。

本日は昨日の動きが前日の十字線を帳消しにするような
強い動きでもありましたので、押し目買いの流れで見ています。


本日ここまでに付けた安値122.45円付近や、
122.10~122.25円付近はサポートが強いと見ています。

122.10円を割れて来ると、買いのムードはやや悪くなりますが、
121.65~121.80円付近を維持できているようですと、
押し目買い優勢の展開と見ています。

尚、現在の相場の上値の目標値は
N計算値で124.33円、V計算値で124.48円となります。


【豪ドル円】

昨日の豪ドル円は高値が83.85円となり、
介入のあった10/31高値83.93円まであとわずかのところまでいきました。

ただ、本日は朝から売りが優勢の展開となり、
これまで下値をサポートしていました2/1安値からのアップトレンドを
東京時間終了前にブレイクする動きとなり、先程82.86円まで下落しています。


ここは2月9日安値82.77円や82.84円、
また1/26高値82.83円がサポートになった形ですが、
トレンドブレイクにより、ここまでの買いの流れが
変わってくる可能性がでてきました。

まだ上昇トレンドではありますが、
ブレイクしたアップトレンドでのレジスタンスの確認(現在83.35円付近・切り上げ)や、
上述の82.80円付近のサポートラインを割り込む展開があれば、
短期売りが有効かもしれません。

ただ、トレンドに回復する動きとなりますと、
買いが強まりますので、その点は注意が必要だと思います。


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