【FX市況情報】2012年1月30日 FX市況情報 2012年01月30日 本日ここまではユーロや豪ドルが軟調な動きとなっています。 週末に期待されていましたギリシャと民間債権団との債務交換協議が 合意に至らなかったことでユーロの失望売りを誘い、 また先週末の米GDP速報値が予想ほどの伸びを示さなかったことも リスク選好ムードに水を差した格好です。 ユーロドルは1.32台を割り込んで1.3175近辺へ、 ユーロ円は101円台半ばから101円ちょうど近辺へと水準を下げ、 豪ドル/ドルは1.06台割れ、豪ドル円は81円前半へと下押ししています。 尚、先週火曜日時点でのIMM投機ポジションで、 ユーロは対ドルでの売り越しが5週連続で過去最大を記録したとのことです。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ユーロ > NZドル > 豪ドル > ポンド > 円 > ドル 【本日のイベント】 19:00 イタリア国債入札 19:00 ユーロ圏1月消費者信頼感[確報]、業況判断指数 22:30 米12月個人所得/個人支出 22:30 米12月PCEコアデフレータ、PCEデフレータ 23:00 フランス短期国債入札 23:00 EU首脳会談[ブリュッセル] 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 ドル円は先週末28日の1時ごろから本日ここまでを 76.65円~76.77円の非常に狭いレンジで動いています。 先週24日に以前の76.55~77.35円のレンジを上抜けましたが、 再びそのレンジ内に押し戻されており、 現在もまずは76.55~77.35円のレンジ内での動きが想定されますが、 すでに76円後半が重くなってきていますが、 このままレンジ下限の76.55円を維持できるのか、 もしくは下抜けてしまうのかに注目しています。 レンジ下限でこのまま踏ん張るようですと、 76.55~77.35円のレンジ内での動きが引き続き考えられますが、 もし76.55円ラインを下抜けた場合は75.90~76.10円付近までの 下落が考えられます。 また、すぐには難しいと思いますが、76円台を割り込んでくると、 その下は昨年の10/31安値75.56円を目指す展開が予想されます。 77.30円付近を上抜けてこれなければ、 円高優勢の戻り売りの動きが考えられます。 【ユーロ円】 先週末に100.59円まで一時売られた後、 101.44円まで切り返す動きとなりましたが、(週末引け値:101.34円) 本日は朝から上値が重く、ジリジリと売られる展開となっています。 現在は100.85円となっており、まずは先週末28日安値100.59円を 目指す展開が考えられますが、ここを割りこんでしまうと 100.00円付近を目指す展開が考えられます。 現在は短期的には戻り売りが優勢の相場(調整安)と考えられますが、 101.20円付近やまた本日の高値101.44円付近を 上回ってくる展開となりますと、また流れが変わってきそうです。 ここ最近は欧州時間に入ってから、一時的に買われるケースが多いですので、 この後の動きには注目していきたいところです。 尚、1/16安値97.03円と1/26高値102.20円の調整幅を フィボナッチで計算すると下記になります。 23.6%押し 100.98円(達成) 33.3%押し 100.48円 38.2%押し 100.23円 50.0%押し 99.62円 61.8%押し 99.01円 【ポンド円】 先週末のポンド円は一時120.00円まで急落しましたが、 そこからは買い戻しが入り、120.70円付近まで切り返しました。 ただ、朝から徐々に値を消す展開で、現在は先週末安値120円を 目指す展開となっており、このまま120円を下回る展開となりますと、 119.65円付近(半値押し)までの下押しも考えられ、 またさらに崩れるようですと、120.70円までの戻りに対する倍返し、 119.30円付近までの下落も想定されます。 ポンド円は121.00円付近までの戻しも考えていましたが、 今の動きをみると、すでに120円半ばが重そうに感じます。 短期的には戻り売り優勢の相場と考えられますが、 ただ、朝の高値を上回ってくる動きとなりますと、 121.10円付近まで戻す展開も考えられます。 【豪ドル円】 豪ドル円は朝の8時台の高値が1/26高値82.82円と 1/27高値82.13円を結んだダウントレンドに抑えられ、 ここまで80.85円まで下落する展開となっています。 現在、このダウントレンドは81.40円付近(切り下げ)に 位置していますので、注目して見ていきたいところです。 このダウントレンドをブレイクしてくる動きとなりますと、 安値81.41円を付けてからの先週末の戻り高値である 81.77円がレジスタンスとして考えられ、 ここをさらに上回る展開となりますと、 82.10円付近までの戻しもありそうです。 尚、このダウントレンドをブレイクできずにいくようですと、 1/9安値78.07円と1/26高値82.83円までの上昇に対する 下記の調整幅が考えられます。 38.2%押し 81.01円(達成) 50.0%押し 80.45円 61.8%押し 78.89円 50%押し(半値押し)の80.45円付近や その手前の.70円付近のサポートは強いと考えられますので、 今のまま下値追いとなりましても80.45~80.70円付近が 目先の下値目標と考えられます。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR