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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年1月31日

本日ここまでは再びドル安、円買いの流れがでており、
ドル円は午後に入ってから76.16円まで下落し、
10月31日以来、3カ月ぶりの安値を更新しました。

午前中は、海外市場で下落した後の買い戻しも入り、
一時は76円台半ば近くまで回復する場面もありましたが、
月末要因の輸出筋の売りが出ているほか、
ユーロ買い・ドル売りの動きが強まったことで、
午後は徐々に上値が重くなり、下押す要因となりました。

ユーロは、欧州連合(EU)首脳会議の後に
パパデモス・ギリシャ首相が債務減免交渉で
「大きな進展があった」と発言したことなどを材料に
買い戻しが入り、一時1.3198ドルまで上昇しました。


【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

円 > ユーロ > NZドル > 豪ドル > ポンド > ドル


【本日のイベント】

16:00 独12月小売売上高指数
17:55 独1月雇用統計
18:30 英12月消費者信用残高、住宅証券融資残高、住宅ローン承認件数
19:00 ユーロ圏12月失業率
19:00 日1月外国為替平衡操作[為替介入]実施状況
22:30 加11月GDP
23:00 米11月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:45 米1月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米1月消費者信頼感指数


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】

【ドル円】

昨日のドル円は76.55円のレンジ下限をNY時間に割り込み、
その後は76.21円まで売られました。

76.21円の安値を付けた後、やや買い戻しが入り76.41円まで
戻す場面もありましたが、上値は重く、本日午後に入ってから
昨晩の安値を更新する76.16円まで売られました。

強い76.55円のサポートライン下抜けとなりましたので、
76.55円付近をレジスタンスとして考えての戻り売り相場だと考えられ、
足元では介入警戒感もあり、76円手前では
売りが抑制されることが考えられますが、
流れとしては昨年10/31安値75.56円を目指す展開が考えられますが、
ただ、先週25日高値からすでに2円の下落となっていますので、
手の出しにくいところではあります。

尚、76.55円を回復してくるようですと、76.80円付近や
77.00円付近までの上昇も考えられます。


【ユーロ円】

昨晩のユーロ円は先週末の安値100.58円を割り込むと、
一時99.98円まで下落しました。

その後何度か100円割れ(安値更新)を試す動きも見られましたが、
100.00円付近のサポートは強く、徐々に買い戻される動きとなっています。

ただ、現時点では買い戻しの角度も緩く、
先週末28日安値100.58円が上値を抑えているように見え、
ここで反転していくようですと、昨晩の安値99.98円を目指す展開が考えられます。

また1/26高値102.19円と1/30高値101.44円を結んだ
ダウントレンドが100.70円(切り下げ)付近に位置していますので、
28日安値100.58円を上抜けた場合でも、
ここがレジスタンスとなることも考えられます。

101.20円付近を上抜けて来る展開となれば、買いが強まりそうですが、
まずは100.58~100.70円付近の上値抵抗を突破できるか、
またここで反落してしまうのかに注目していますが、
現在の重い動きをみると、戻り売りが優勢に思えます。

尚、昨晩の安値99.98円を割り込む展開となりますと、
99.25~99.40円付近を目指す展開を想定しています。

昨日も書きましたが、1/16安値97.03円と
1/26高値102.20円の調整幅(フィボナッチ)は下記も考えられます。

38.2%押し 100.23円(達成)
50.0%押し  99.62円
61.8%押し  99.01円


【ポンド円】

昨日のポンド円は週末28日安値120.00円がサポートとなり、
一時反発する動きも見られましたが、すぐに売り直され、
120.00円ラインを割りこむと、売りが強まり、119.58円まで下落しました。

これで1/14安値117.27円から1/25高値122.03円までの上昇幅の
50.0%押しである119.65円を達成し、そこからは買い戻しが入り、
現在は120円付近での推移となっています。

120.00円を回復してきましたが、上値の重そうな動きで、
再度下押しすることも考えられます。

再び売り優勢の展開となった場合は昨晩の安値119.58円や、
その下119.10~119.35円付近までの下落も考えられます。

逆に120.35円付近を上抜けていく展開となりますと、
120.70円付近までの上昇が考えられます。

120.70円付近を突破してくようですと、
121.20円付近を目指して買いが強くなりそうですが、
今のところは売りが優勢と見ています。


【豪ドル円】

豪ドル円は昨晩の安値が80.50円までとなり、
1/9安値78.07円と1/26高値82.83円までの上昇に対する
50.0%押し80.45円までわずかに届きませんでしたが、
安値を付けてからは徐々に買い戻しが入る展開となりました。

午前9時半過ぎに1/26高値82.82円と1/27高値82.13円を結んだ
ワーク済み(3点確認)のダウントレンドをブレイクし、
81.19円まで買われる場面もありましたが、
その後は81円前半での動きが続いています。

ワーク済のトレンドをブレイクしたことで、
これに対するトレンドターゲット(上値目標値)は
81.60円付近となり、午前中の81.19円を上抜けていく展開となりますと、
可能性としては考えられますが、
今の上値の重い展開では手を出しにくく感じます。

尚、トレンドターゲットである81.60円付近を取った後も、
さらに上値追いの展開となり、昨日の高値81.73円を上抜けてくるようですと、
再び買いの流れになってくると見ています。

以上、よろしければご参考にして下さい。

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