【FX市況情報】2012年1月27日 FX市況情報 2012年01月27日 本日ここまでの動きは昨晩の米株の下落やポルトガルの追加支援の思惑などから 本日の株式市場が軟調に推移していたこともあり、 特段材料が出た訳ではありませんでしたが、 午後に入って円買いが強まる動きとなりました。 ドル円は76.89近辺まで、ユーロ円は100.76円まで円高が進みました。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 NZドル > ユーロ > 豪ドル > ポンド > ドル > 円 【本日のイベント】 16:00 ドイツ12月輸入物価指数 17:00 スイス1月KOF先行指数 19:00 イタリア短期債入札 22:15 ドラギECB総裁 講演 22:30 米10-12月期GDP[速報値] 22:30 米10-12月期個人消費・速報値 23:55 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報値] 世界経済フォーラム(ダボス会議、~29日) 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 昨日のドル円はNY時間に77.29円の安値を付け、 また本日午前中にも77.27円の安値をつけましたが、 少し前の76.55円~77.35円のレンジの上限ラインでサポートされ、 踏ん張る場面もありましたが、午後に入ってから売りが強まり、 サポートラインをブレイクし、一時76.89円まで下落しました。 76.85円付近、その下の76.60円付近には強い下値支持線があり、 この辺りで再び反発する可能性が考えられますが、 76.55円~77.35円のレンジ内に押し戻されており、 再度このレンジ内で動く可能性も考えられます。 尚、この動きによって、先日書きました07年6月からなる長期のダウントレンド、 また、10年5月からなるダウントレンドの中に再び押し戻されてきています。 【ユーロ円】 昨日のユーロ円は102.20円まで上値を試す展開となりましたが、 その後は短期的な過熱感もあり、調整を入れる動きとなりました。 本日の昼過ぎに100.76円まで売られましたが、 1/20高値100.32円と1/24高値100.47円を結んだサポートライン (ブレイク済なので、レジスタンスからサポートに役割が変化)に、 現在は支えられ、買われる動きとなっています。 トレンドは引き続き押し目買いとなっていますので、 ここをサポートとして、再度高値を試せるかに注目です。 ただ、短期トレンドは下向きとなっていますので、 101.60円付近を上抜いていくまではまだしっかりしない展開が考えられますが、 101.60円付近を回復してくるようですと、昨晩の高値を目指す展開も考えられます。 尚、前述の1/20高値100.32円からなるサポートラインを ブレイクする展開となりますと、 100.00~100.25円付近までさらに下押しすることも考えられます。 【ポンド円】 昨日、一昨日とポンド円は121.20~121.85円付近の 高値もみ合いとなっていましたが、 徐々に上値が切り下がり、ラウンドトップの様な形を形成し、 本日昼過ぎに121.20円付近を下抜けると、売りが強まり、 一時120.51円まで下落しました。 現在は120.80円付近まで戻しており、ひとまず下げ止まった格好ですが、 ここから121.20円付近を回復してこないと、 まだしっかりしない展開が考えられます。 ポンド円も現時点では引き続きトレンドは上向きとなっていますが、 121.20円付近を回復してこないと、ポンド円の場合は ここから下値を支えるのは昼過ぎの安値120.51円となり、 安値を更新する動きとなりますと120.20円付近まではまず考えられ、 さらには1/14安値117.27円から1/25高値122.03円までの上昇幅の 半値(50.0%)押し119.65円も考えられます。 【豪ドル円】 昨日の豪ドル円は高値が82.83円と、 83円を試す前に息切れすることになり、 本日ここまでに81.62円の安値を付けています。 豪ドル円は81.70円付近のサポートが強いと見ており、 流れも引き続き押し目買いスタンスで見ていますが、 まずはここから82.25円付近まで回復できるかに注目しています。 82.25円を回復する動きとなりますと、 再度高値を目指す展開が考えられます。 逆に昼過ぎの安値81.62円をまた切り下げていくようですと、 81.00~81.25円付近までの下落も考えられますので、 安値割れには注意したいところです。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR