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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年1月25日

本日ここまでの動きは昨晩の流れを引き継いで、
円安が進む展開となり、ドル円やユーロ円は先月下旬以来、
豪ドル円は昨年10月末以来の水準まで上昇しています。

昨晩は日発表される日本の貿易収支で、
31年ぶりの赤字転落との見方から円が売られましたが、
本日、東京市場での同指標の発表で、
2011年は2兆4927億円の赤字となりましたが、
指標発表後は特段目立った値動きは見られませんでした。

ただ、豪消費者物価指数を受けて豪ドル円が上昇したことで、
その他通貨に対しても円安が進みました。

また、株式相場が堅調だったことも円売り材料となりました。



【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ユーロ > 豪ドル > ポンド > NZドル > ドル > 円


【本日のイベント】

18:00 独1月Ifo景気動向指数
18:30 英中銀、議事録
18:30 英10-12月期GDP[速報]
19:15 独30年債入札
24:00 米11月住宅価格指数
24:00 米12月中古住宅販売成約指数

翌02:30 米連邦公開市場委員会[FOMC]、政策金利発表
翌04:00 FOMC経済見通し
翌04:15 バーナンキFRB議長 記者会見

※週末に配信させて頂きました「来週の見通し」で書きましたが、
FOMCでは今回からメンバーのFFレート予測が開示されるということで、
いつも以上に注目度が高くなっています。


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】
 
【ドル円】

昨日のドル円はここしばらくもみ合っていた76.55円~77.35円のレンジを
上放れたことで、買いが強まる展開となりました。

もみ合いの期間が長かったこともあり、
パワーが蓄積されていたことで、久しぶりに大きく動きましたが、
昨晩のNY時間に77.85円の高値を付け、
本日もその高値を更新する77.97円まで買われており、
78円台が目前となっています。

上値目標値としては76.55円~77.35円の倍返しが78.15円となり、
またその上には昨年11月、12月に強い上値抵抗となった
78.20~78.30円ラインがありますので、
このまま78円台に乗せてくる動きになると見ていますが、
先程から78円を前にやや上値の重そうな動きになっています。

78円と言う心理的な節目ではありますが、
特にテクニカル的な抵抗は78円にはありませんので、
78.10~78.30円付近まで上昇して来る可能性が高いと見ていますが、
問題はそこからさらに上値を追う展開になるのかです。


現在の週足チャートでは07年6月からなる長期のダウントレンド、
また同じ様なラインですが、10年5月からなるダウントレンドを
わずかにブレイクしてきていますが、(週足ですのでまだ確定はしていません)
ここからさらに78.30円を上抜けて、上値追いとなるには
FOMCでドル買い材料が出ないと難しいと思います。

昨年の11月、12月のように、まずは77.60~78.30円のレンジを想定して、
流れは買いが優勢となっていますので、
押し目買いスタンスで見ていくのが良いように思います。


【ユーロ円】

昨日のユーロ円は結局、昼につけた100.01円が底となり、
1/20高値100.32円と1/24高値100.48円を結んだレジスタンスラインで、
上値を抑えられる場面もありましたが、ここを突破してからは買いが強まり、
101円を突破し、現在は101.50円付近まで上昇してきています。

短期的な過熱感はあり、現在の101.50円付近から重くなり、
一度調整を入れて来るようにも見えますが、
現在は買いの流れになっていますので、
前述の1/20高値100.32円と1/24高値100.48円のラインが位置する
100.75円付近でのサポートの確認後、
まだ調整が入るようですと100.35円付近の押し目を待ちたいところです。

また、ここ最近は欧州時間から買われていくケースが多いですので、
売りをする場合は注意が必要だと思います。

尚、今の動きは11/25安値102.48円や12/21高値102.52円がある
102円半ばを目指す展開に見えます。


【ポンド円】

昨日のポンド円は10/31高値と12/22高値を結んだダウントレンドを
上抜けたあと、1/20の1時台の高値119.71円と
同じく1/20高値23時台の高値119.90円を結んだレジスタンスラインで
上値を抑えられる場面もありましたが、ここを突破してからは買いが強まり、
本日のここまでに121.76円まで上昇しています。

力強い買いの動きが続いており、
昨年12月に上値を抑えた122.70円付近も視野に入ってきましたが、
昨年末にブレイクした10/6安値と11/24安値を結んだアップトレンドが
122.10円付近に位置していますので、まずはここが上値の攻防ラインとして、
注目しています。

ここを上抜いてくるようですと、122.70円付近を目指す展開を
イメージしていますが、昨晩からのジリ高の動きを見ますと、
調整を入れずに、突破してくるのは難しいと思いますので、
121.10円付近、もう一段押すようですと、
1/20の1時台の高値119.71円と1/20高値23時台の高値
119.90円を結んだレジスタンスラインの位置する120.50円付近での
押し目を待ちたいところです。


【豪ドル円】

豪ドル円は本日午前中の指標結果を受けて買いが強まり、
82円台に乗せる動きとなりました。

現在は82円を挟んでの攻防となっていますが、
このまま上抜けていくようですと、82.70~82.85円付近までの
上値追いの展開が考えられますが、
まずは81.80~82.10円付近でしばらくもみ合いそうに思います。

もし、調整が入ってくるようですと、
昨晩の高値81.40~81.55円付近までの押しはありそうですが、
81.05円付近を割りこんでくる動きとならなければ、
まだ買い優勢の展開が続くと見ています。

テクニカル的にはどの通貨ペアも節目に差し掛かってきているように思え、
今晩のFOMCの結果次第で、また相場つきが変わる可能性がありますので、
注意して見ていきたいところです。


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