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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年1月24日

本日、ここまでの動きはややドル買いの動きが優勢になりました。

ポルトガルで第二次支援が必要になるとの懸念が
投資家・政治家らに拡大との一部報道や、
EUがイラン中央銀行の資産を凍結との報道が伝わるなか、
ややドル買いの流れが強まる格好になりました。

ユーロドルは1.30ドルを割れ、1.2987ドルまで下落。
ポンドドルも1.5536ドルまで下落幅を広げました。

また日銀政策決定会合では、現状の金融政策が維持されたため、
市場の反応は限定的で、ドル円は77円前後でのもみ合いを続けています。



【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ユーロ > 豪ドル > NZドル > ポンド > ドル > 円


【本日のイベント】

17:00 EU財務相理事会
18:30 スペイン短期証券入札
17:30 独1月製造業/非製造業PMI[暫定値]
18:00 ユーロ圏1月製造業/非製造業/総合PMI[暫定値]
22:30 加11月小売売上高

※米大統領 一般教書演説(日本時間25日午前11時)
※米FOMC(~25日)


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】
 
【ドル円】

昨日のドル円は高値が77.07円、安値が76.86円と小動きとなりましたが、
安値は少し前に上値を抑えていた76.85円付近がサポートとなり、
そこから徐々に下値を切り上げながら、現在は77円台に乗せてきました。

昨晩の動きで76.85円ラインがレジスタンス(上値抵抗線)から、
サポート(下値支持線)に変わったと言えます。

ただ、ここしばらくは76.55円~77.35円のレンジ内で推移しており、
どちらかに放れないとこのまま方向感のない展開が続く可能性がありますが、
足元はしっかりしてきており、ここから買われてくる展開も
考えておきたいところです。

仮に、1/6高値77.33円、1/20高値77.31円のある77.35円の上限ラインを
上抜ける展開となりますと、レンジ幅の倍返しで、
上値目標値は78.10円付近となりますので、
77円後半くらいまでの上昇がまず考えられます。

逆に目先サポートとなった76.85円ラインを下抜けてくる展開となりますと、
レンジ下限76.55円付近を目指す展開が考えられます。


【ユーロ円】

昨日のユーロ円は先週末20日の高値100.32円を上抜きましたが、
どんどん高値を追う動きとはならず、100.48円で一杯となりました。

本日は安値が100.01円と100円の大台はキープしており、
しっかりしている印象を受けます。

また、直近の上昇に比べて、緩い下落で100.01円の安値を付け、
その後、13時から14時にかけてしっかり切り返しの動きも確認できますので、
このまま昨晩の高値を更新する可能性も考えられ、
またその様な動きとなれば100.70~101.00円付近までありそうですが、
もう一度、100円のサポートや、99.70~99.85円付近の
想定されるサポートの確認を待ちたいところです。

昨日の寄り後の安値99.09円を割りこむようだと、
今の形ではダブルトップの完成となり、
押し目買いの流れは売りに変わったと考えられますが、
その前にも99.60円付近を明確に割れて来るようですと、
買いは注意が必要だと思います。


【ポンド円】

昨晩のポンド円は119.50~119.80円でレンジを形成し、
その後レンジを上抜けると、120.19円まで上昇しました。

ただ、この高値が昨日も書きましたが、
ちょうど10/31高値と12/22高値を結んだダウントレンドや
1/4高値120.19円がレジスタンスとなり、
一度押し戻される動きとなりました。

現在も119円後半でしっかりの動きとなっていますので、
このまま再度上値を試しにいく事も考えられますが、
ここは助走をつける意味でも調整が入ってくると見ています。

119.10円付近(1/20安値119.17円)を割り込むまでは
短期押し目買いの流れが継続すると見ていますが、
下値のポイントとしましては、

1/14安値117.27円と昨晩24日高値120.19円の上昇に対する
調整幅を計算しますと、

23.6%押し 119.50円
33.3%押し 119.22円
38.2%押し 119.07円
50.0%押し 118.73円

となります。

昨日もみ合ったレンジ下限や119円前半からの反転を
待ちたいところですが、売りの勢いが強い場合は、
ダウントレンドのレジスタンスの確認で、
そのまま売り転換したと考えられますので、注意は必要です。

尚、昨晩の高値を抜けていく展開となりますと、
上値目標としては120.85~121.20円付近が考えられます。


【豪ドル円】

昨日の豪ドル円は81円台に入ってから、さらに買いが強くなり、
高値で81.43円まで上昇しましたが、
81.40円の上値ターゲットを取りきったことで、
その後はやや調整が入ってきており、現在は80.85円付近での推移となっています。

引き続きトレンドは上向きとなっていますので、
基本押し目買いスタンスで見ていますが、
今日の安値80.70円を割れて、80.50~80.60円付近を
下回ってくる展開となりますと、
80.00円付近までの下落も考えられますので、注意が必要だと思います。

また、豪ドル円も綺麗なラインではありませんが、
昨年4/11高値からなるダウントレンドに、
昨晩の高値が抑えられていると見る事もできますので、
流れが変化してきている可能性もあり、慎重にいきたいところです。


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