【FX市況情報】2012年1月23日 FX市況情報 2012年01月23日 本日ここまでは東京市場の早朝にユーロが下落して始まりました。 ギリシャの債務問題協議に進展がないことが背景となり、 ユーロドルは一時1.2855近辺まで、ユーロ円は99.10円付近まで 下落しましたが、その後は本日のユーロ圏財務相会合を前に やや買い戻しの動きが見られます。 また豪ドルは第4四半期の生産者物価指数が予想を下回りましたが、 商品市況の底堅い推移を背景に、豪ドル売りは限定的で 底堅い推移となっており、現在は週末高値付近まで買われています。 ただ、中国など他市場の休場もあり、取引参加者は少なく、 動意に乏しい展開となっています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ユーロ > 豪ドル > NZドル > ポンド > ドル > 円 【本日のイベント】 19:15 独短期証券入札 22:30 加12月景気先行指標指数 23:00 仏短期証券入札 24:00 ユーロ圏1月消費者信頼感 翌01:00 ユーロ圏財務相会合 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 週末のドル円は高値で77.30円を付けましたが、 直近の20日高値77.31円がレジスタンスとなり、 そこから77円台を割り込む動きとなりました。 ちょどダブルトップのような形となっており、 77.30円付近は重たい印象です。 77.30円のレジスタンスラインを突破してくれば、 77.60円付近までの上昇は考えられますが、 現時点では77.30ラインを上値と考えての 戻り売りが優勢と見ています。 尚、このダブルトップのターゲットは76.80円付近となりますが、 少し前に上値を抑えていた76.85円付近が下値を支えるかに注目しています。 【ユーロ円】 週末のユーロ円は1/10高値と1/13高値を結んだラインが 下値をサポートする動きとなっていましたが、 ギリシャの債務交換協議に進展がないことが背景となり、 本日は下窓を空けてスタートし、99.09円の安値を付けました。 その後は買い戻しが入り、現在は99.35円と窓を埋める動きとなりましたが、 ここからさらに週末のNY時間の下値ラインである99.40~99.50円付近を 越えていけるのか、またはここから再度売り直され、 朝方の安値を割りこんでくるのかがポイントとなってきそうです。 99.40~99.50円付近を上抜けてくるようですと、 まずは99.85円付近、さらには週末の高値100.32円を目指す展開も考えられます。 現在はやや上値が重い動きですが、ここから再度売られるようですと、 朝の安値99.09円が意識されそうです。 また、この朝の安値を下抜ける動きとなりますと、 1/16安値97.03円から20日高値100.32円の半値押しライン98.65円付近や、 1/13高値98.80円付近まで押しが入りそうな形に見えますが、 98.50円付近を下抜けるまでは押し目買いが優勢の展開と見ています。 【ポンド円】 週末のポンド円は徐々に直近高値を更新する堅調な動きとなり、 120円手前の119.98円まで上昇しました。 現在は119.70円付近での推移となっていますが、 まずはまた10/31高値と12/22高値を結んだダウントレンドや 1/4高値120.19円付近が重なる120.20円付近を 目指す展開が考えられます。 119.40~119.50円付近のサポートや、 週末の安値119.17円付近はサポートが強いと思いますので、 まずはここを下値と見て、120.20円付近を目指す展開を想定しています。 【豪ドル円】 徐々に下値を切り上げながら上昇しており、過熱感もない状態です。 先週末に書かせて頂きましたが、80.90円の目先のターゲットの上は 81.40円付近の上値目標値がありますので、 このまま80.90円を上抜けて、さらに買われていくかに注目しています。 朝の安値80.46円を下回ってくると、流れが悪くなることが考えられますが、 週末安値の80.12円付近を下抜けてこない限りは、 押し目買いが優勢の展開と考えられます。 PR