【FX市況情報】2012年1月17日 FX市況情報 2012年01月17日 本日ここまではユーロや豪ドルが堅調に推移しています。 ユーロ円は97.15近辺から97.75近辺へ、 ユーロドルは1.2650近辺から1.2735近辺へと上昇しました。 先週末にS&Pがユーロ圏9カ国の格下げを発表し、 動向が注目された16日の欧州市場では株式が堅調に推移しており、 また、懸念されていたEFSFの格下げが発表されたことで、 マーケットにはアク抜け感が漂っている状況です。 そして、11時に発表されました中国GDPなどの主要指標が いずれも市場予想を上回る伸びとなり、 日経平均が8400円台へと反発し、アジア株が全面高となっていることも、 ドル安やクロス円の円安を後押ししています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 円 > ドル > NZドル > 豪ドル > ユーロ > ポンド 【本日のイベント】 18:30 スペイン短期証券入札 18:30 英12月消費者物価指数、英12月小売物価指数 19:00 キング英中銀総裁 講演 19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数 19:00 独1月ZEW景況感指数 20:00 EFSF短期証券入札 22:30 米1月ニューヨーク連銀製造業景況指数 23:00 カナダ中銀、政策金利発表 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 昨日のドル円は寄り付き後につけた77.07円が高値として残り、 77円台を維持できずに徐々に崩れる展開となりました。 昨晩の安値は76.69円となり、 その後は本日午前中の高値76.87円まで買い戻される展開となりましたが、 現在は76.70円付近と、再び下値を試す展開となっています。 ここからはこの下の強い下値サポートの76.60ラインを 下抜けるか、もしくは再びサポートされるのかに注目しています。 このまま下抜けとなった場合は、1月2日の時間外での安値76.30円や さらには76.10円付近を目指す展開が考えられます。 仮にサポートされ、反発する動きとなった際は ここ最近のレンジの上限付近の77.10円付近も考えられますが、 徐々に売りオーダーが下がってきている印象で、 現在は76.85~77円手前くらいが重く感じます。 引き続きドル円は戻り売りスタンスで見ています。 【ユーロ円】 昨日のユーロ円は終始小動きとなりましたが、 本日は朝に97.14円の安値を付けてから買いが優勢となり、 12時ごろに97.75円まで買われました。 現在は97.55円付近までやや崩れており、 上値抵抗として考えられる97.50~97.70円で 止まったと考える事もできますが、 朝からの買いも戻しの勢いを見ると、 安易に売るのはどうも危険なような気がします。 今の値位置で売るにしても、本日の高値を抜けて来るようだと 98.10~30円付近までは買い戻される可能性が考えられますので、 本日の高値抜けロスカットはしっかりしておきたいところです。 尚、1/13高値98.79円と1/16安値97.03円の下落幅に対する戻りは 61.8%戻し 98.12円 50.0%戻し 97.91円 38.2%戻し 97.70円 となっています。 今の状況では98円台まで引き付けて戻り高値を売るか、 もしくは直近の安値をブレイクした時に短期で追随するのが、 まだ安全に思います。 【ポンド円】 昨日のポンド円は117.36円まで売られましたが、 週末の安値117.28円を下抜けれずに反発する動きとなり、 本日は117.97円まで買われました。 現在は117.75円付近となっており、ポンド円はユーロに比べ、 現時点ではそれほど買いの勢いがあるようには感じませんので、 今の値動きのレンジ上限付近の117.90~118.20円の戻り売りで見ています。 118.40円付近を上抜けて来るようですと、 118円後半から1/11高値119.10円付近を目指す事も考えられますので、 上抜ける展開には注意したいところです。 尚、下値抵抗としては117.30~117.50円が考えられ、 週末の安値117.28円を下抜けると、116.80~117.00円付近が 下値目標として考えられます。 【豪ドル円】 豪ドル円は1/12高値79.74円と1/14高値79.45円を結んだ ダウントレンドを朝から上抜き、買いが強まる展開となっています。 また、重要なレジスタンスラインとして考えられた 1/12高値79.74円に一度抑えられたものの、買いの勢いは強く、 1/12高値をブレイクする動きとなってきています。 このまま79.70円に押し戻されることなく、 高値追いとなっていくかがポイントになりますが、 トレンドは買いを示唆していますし、 ここからは12/2高値80.50円付近までは 特に上値を抑えるものがありませんので、 これまでのレンジに押し戻されなければ、 12/2高値80.50円を目指した買い優勢の展開が考えられます。 ただ、12/23高値79.48円と1/4高値79.70円を結んだ レズスタンスラインが79.95円付近に位置していますので、 まずはここを上抜けていけるかがポイントになりそうです。 また、今日の内に12/2高値を試しに行くような、 急激な買われ方をすると、その反動安が入り易くなると考えられますので、 そのような場合は焦って買いで飛びつかずに、 じっくりと押し目を待ちたいところです。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR