【FX市況情報】2012年1月16日 FX市況情報 2012年01月16日 週明け16日ここまでの動きは、ユーロが売られる展開となっています。 先週末のS&Pによるフランスなどユーロ圏9カ国の格下げ発表を受けて 注目された週明け相場、オセアニア市場から対円、対ドルでユーロ売りが先行し、 東京市場でユーロ円は一時97.03円と11年ぶりの安値水準をつけました。 またユーロドルは一時1.2625まで下落し、先週末安値水準へと軟化しました。 尚、先週10日時点でのIMM投機ポジションで、 ユーロの対ドルでの売り越しが155195枚と 過去最大を更新したことが市場で話題となっていました。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 NZドル > 豪ドル > ドル > 円 > ポンド > ユーロ 【本日のイベント】 18:00 EU大統領、イタリア首相 会談 23:00 フランス短期証券入札 23:30 フランス・スペイン首脳 会見 翌03:00 ドラギECB総裁 EU議会で発言 ※NY市場はキング牧師誕生日のため休場 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 週末のドル円はユーロ売りドル買いの動きもあり、 一時77.00円まで上昇しましたが、上値は重く、 76.94円で引けました。 本日は朝方の寄り付きで77.07円の高値を付けましたが、 77円台を維持することはできずに、76円後半へと押し戻されており、 77円台では上値の重い印象です。 ただ、76.60~76.80円の下値支持も強いので、 まずはこの下値サポートをこなせるかに注目しています。 76.50円を下抜ければ、売りが強くなり、節目76円を目指す展開が考えられますが、 ここを下抜けれないと、ここ最近のレンジ内(76.60~77.10円)での動きとなりそうです。 【ユーロ円】 週末は直近高値98.45円を上抜けて98.79円まで買われましたが、、 結果的には高値抜けがダマシとなり、 そのネックラインとなった98.45円に押し戻されてからは売りが強くなり、 格下げ報道もあり、週末時点で1/9安値97.27円を割り込む97.20円の安値を付け、 さらに本日はここまでに97.03円まで売られることとなりました。 ユーロ円は週末97.20円の安値をつけた後の戻り高値97.60円付近が 重くなると考えられ、97.50~97.70円付近が上値抵抗となりそうな形です。 97.90円付近を上抜ける展開となれば、売りの流れはひとまず落ち着きそうですが、 現状は下抜けた状態で売りが優勢と考えられ、 97円割れとなれば、96.05~96.30円の96円台前半も 目標値としては考えられますが、下抜けを短期で売る以外は 売り買いともに難しい局面だと思います。 【ポンド円】 週末のポンド円は高値が118.18円までとなり、そこから反転し、 直近のサポートラインである117.50円を割り込むと、 117.28円まで下落しましたが、引け値は117.85円と、 ここ最近のレンジ(117.50~118.20円)に戻っています。 ここまでの動きとしましては レンジ下限である117.50円を割りこもうとする動きが見られますが、 なかなか下抜けれられない状況が続いていますが、 週末の安値117.28円付近まで崩れて来るようだと、 そのまま下抜けていくように思います。 また上値は重く117.90~118.20円では 戻り売りの展開をイメージしています。 尚、下抜けた場合は10/6安値116.96円や9/22安値116.81円を 目指す展開が考えられます。 【豪ドル円】 週末のドル円は1/12の79.74円まで買われた動きを除く、 ここ最近のレンジ上限である79.50円を前に反落し、 下値サポートと考えられる78.90円を一時的に割り込み、 78.76円まで売られましたが、そこからは買い戻しが優勢となり、 ちょどレンジ上限付近のの79.45円で週末は引けました。 本日ここまでは午前中に週末安値を取りに行く78.79円まで 売られましたが、下抜けれずに現在は79.15円付近まで戻しています。 豪ドル円も上値が重くなってきており、 79.35~79.50円付近では売り直されるイメージでいますが、 ここ数日随分ともみ合っていることもあり、 ここ最近の高安を上抜け、また下抜けた場合は 一方に走る可能性がありますので、その点には注意してきたいところです。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR