【FX市況情報】2012年1月13日 FX市況情報 2012年01月13日 ここまでの動きは東京時間は膠着した展開で終始していましたが、 15時すぎからギリシャ債務再編の進展観測や、 本日のイタリア国債入札に対する楽観見通しから、 ポジション調整のユーロ買い戻しが見られています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 NZドル > 円 > 豪ドル > ドル > ユーロ > ポンド 【本日のイベント】 18:30 英12月生産者物価指数 19:00 イタリア国債入札 19:00 ユーロ圏11月貿易収支 22:30 米11月貿易収支 22:30 米12月輸入物価指数 23:55 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報] 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 ここ最近下値を支えていた76.75円を昨晩ブレイクし、 売りが一時強まりましたが、安値は76.66円までとなり、 76.60ラインを前に踏ん張る動きとなっています。 ここ数日のドル円は膠着気味ではありますが、 ドル安の流れから徐々に上値の重い動きとなってきており、 売りのポイントを77.10円付近~で見ていましたが、 1/6高値77.33円からのダウントレンドができており、 現在は76.85円付近(切り下げ)が上値抵抗として考えられます。 逆に76.60円付近の下値も堅いと考えられますので、 これをどちらに抜けていくのかに注目しています。 トレンドは下向きですので、現在は売りスタンスで見ています。 【ユーロ円】 昨日のユーロ円は17時過ぎから買いが強まり、 一時売られる場面もありましたが、 そこからの買い戻しがきつく、1/10高値98.45円を一気に試しにきました。 その後は1/10高値と挟んでの攻防となりましたが、 買い意欲が強く、崩れることなく、先程から上抜けてきており、 98.79円まで買われています。 まずは明確に上抜けた1/10高値98.45円を維持できるかですが、 このまま1/10高値を下回るような弱い動きとならなければ、 99円を目指す展開が優勢に見え、 12/2高値105.67円と本日安値97.27円までの下落に対する調整幅 23.6%戻しの99.25円付近まで上昇してくる動きが考えられます。 問題は今の大局的な戻り売りの流れの中で、 ここも突破できるかがポイントになると見ています。 週明けの米国市場はキング牧師の誕生日で休場となりますので、 今のところ99円前半で買いは一杯になると見ていますが、 ただ、ユーロに関しては短期トレンドは上昇を示唆していますので、 売りで仕掛けるのは注意が必要です。 もし売りで考える場合は99円前半か、 もしくは1/10高値98.45円を下回った時が良いと思います。 ですので、この間の位置で売りを入れるのは危険だと思います。 尚、ユーロドルは1/9安値1.2665と1/12安値1.2660からなる ダブルボトムのネックラインである1/10高値1.2817を上抜けていますので、 このまま1/10高値1.2817を割りこむ動きとならなければ、 こちらもダブルボトムのターゲット1.297付近を目指した展開が考えられます。 【ポンド円】 昨日のポンド円は直近の安値をわずかに下回る117.50円まで売られましたが、 そこからは底堅い動きを見せ、15時過ぎから買いが強まり、 118円台に乗せる動きとなりました。 現在は118円を挟んでの攻防となっており、 117.50~118.10円のレンジのように見えますが、 昨日も高値(118.10円)で試せなかった、 1/9安値118.24円に一度触れに来るように思い、 このレジスタンスラインに抑えられたところは 良い売り場になると見ています。 ポンドはユーロに比べて買い戻しが鈍く、 現在も売りが優勢の展開が考えられます。 ただ、118.40円付近を上抜けて来るような上昇となりますと、 118.80~119.10円くらいまで抜けて来る可能性もありますので、 その時は注意が必要だと思います。 【豪ドル円】 豪ドル円は79.70円のレジスタンスラインを抜けれない状態で、 上値の重さを感じますが、78.90~79.00円の下値支持も強く、 78.90円か79.70円のどちらを抜けてくるかに注目しています。 仮に上抜けた場合、上値の目標は80.40円付近が 目先の上値目標値となりますが、 ここ最近の動きを見ると、上抜けた場合でも買いが続かず、 80.00円付近で止まりそうにも思え、 結果的に高値抜けがダマシとなるようにも思えます。 高値抜けで追随買いとする場合でも注意が必要だと思います。 尚、78.90円割れの場合は78.10円付近が下値目標と考えられ、 前にも書きましたが、現時点では78.10~79.70円付近のレンジで 大局的には見ています。 以上、よろしければ、ご参考にして下さい。 PR