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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年1月9日

本日ここまでの動きとしては対ドルやクロス円で売りが先行しました。

ユーロは、日本が祝日で取引の薄いなか、
先週末の海外市場で欧州債務問題に関する懸念を背景に
強まった売りの流れを引き継ぎ、対ドルで2010年9月以来の安値1.2665ドル、
対円では2000年12月以来の安値97.27円まで一時下落し、
また資源国通貨はドル買い・円買いの流れに加え、
豪小売売上高に対する事前の思惑や弱い発表結果、
そして中国株が高寄り後に一時弱含んだことを受け軟調な展開となりました。

しかし欧州タイムに独仏首脳会談や独・仏短期債入札を控えていることもあり、
極端にレンジを広げていく動きにはならず、
それぞれ買い戻しの動きを見せています。



【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ドル > 円 > NZドル > ポンド > 豪ドル > ユーロ


【本日のイベント】

19:15 独短期証券入札
20:00  独鉱工業生産-11月 
22:00  加住宅建設許可-11月
21:30 独仏首脳会談(ベルリン)
23:00 仏短期証券入札

※独仏首脳会談と独・仏短期債入札には注目。
 
【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】

【ドル円】

週末の雇用の発表後77.33円まで買われましたが、
その後は軟調な展開となっており、
以前の76.60~76.85付近のレンジまで押し戻されています。

ドル円は77円前半では上値が重くなっていますが、
下値も76.60付近は堅いと思いますので、
76.60~77.35円くらいでどう動くのか、
しばらくは方向性を探っていきたいところです。


【ユーロ円】

週末にもみ合っていた98.45~98.85のレンジを下抜け、
以前から書いていましたN計算値のターゲット97.83円をついに取りにきました。

さらに本日の安値は97.27円までと、
ターゲット以上に売られる展開となりました。

朝方にオーバーシュートと思われる安値をつけてからは
買い戻しが入ってきているように、売りの流れではありますが、
短期的には買い戻しが入ってくると見ています。

戻りのポイントとしては

・12/2高値105.67円と本日安値97.27円までの下落に対する調整幅

38.2%戻し 100.47円
33.3%戻し 100.06円
23.6%戻し 99.25円


・12/21高値102.53円と本日安値97.27円までの下落に対する調整幅

61.8%戻し 100.52円
50.0%戻し 99.90円
38.2%戻し 99.27円
33.3%戻し 99.02円
23.6%戻し 98.51円


となっており、
まずは98.50円付近が目先の上値ポイントとなりそうですが、
99.20円付近までは戻してくる可能性はありそうです。

イベントが控えており、結果次第のところはありますが、
テクニカル的には再度売られる展開には注意しながら、
短期的には買い戻しを狙っていきたい場面だと思います。


【ポンド円】

週末のポンド円は1/4高値120.19円からのダウントレンドと
1/3安値118.96円からのアップトレンドのもみ合いと見て、
放れる(ブレイクする)方向に注目していましたが、
雇用統計の発表後に1/3安値からのアップトレンドをブレイクし、
週末安値で118.53円、本日ここまでで118.24円まで売られることとなり、
こちらもユーロ円と同じように、下値ブレイク後に
これまでにも何度も書いてきましたが、
想定していました下値目標値(トレンドターゲット)である118.50円を
達成する動きとなりました。


ここからはポンド円もターゲット達成で、
目先は買い戻しが入ってくると考えられますが、
119.00~119.30円付近では売りが強くなりそうなので、
ポンド円に関してはこの付近の戻り高値で売りを狙いたいところです。

ただ、119.50円付近を上抜ける展開となると、
さらに買い戻しが強まりそうなので、その点には注意です。


【豪ドル円】

豪ドル円は雇用統計後に79.35円まで瞬間買われましたが、
1/4高値79.70円からのダウントレンドにタッチし、
そこからは反転する動きとなりました。

そして、これまで何度も下値を支えていた11/25安値からの
アップトレンドをブレイクし、本日は78.07円まで売られ、
週末の配信で書いていましたアップトレンドブレイク後の下値目標値の
78.15円はしっかり取りにきましたが、
昨年の12/29安値78.16円がサポートになり、現在は買い戻しが入っています。


この12/29安値78.16円付近をしっかりとブレイクしてくるようだと、
ダブルトップの完成となり、その時のターゲットは77円割れとなりますので、
この78.15円付近の攻防には注目しておきたいところです。

今のところは安値から反発する動きとなっていますが、
これまで何度も下値を支えていたトレンドをブレイクした為、
このアップトレンドをレジスタンスライン(現在79.00円付近切り上げ)とした
戻り売りが有効に考えられますが、
(1/4高値79.70円からのダウントレンドにも注目)

ただ、ダブルトップ完成とならずに反転したように、
大きく見れば、78.10~79.60円付近でのレンジ相場の可能性もあり、
78.10円付近と、アップトレンドには注意して見ていきたいと思います。

以上、よろしければご参考にして下さい。


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