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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【来週の為替相場見通し(5月12日~5月16日)】

今週はドル売りのあとユーロ安が目立つ動きとなりました。

週前半は前週の米雇用統計で労働参加率や賃金の低迷が示され、
根強いディスインフレ懸念から米長期債利回りは低下傾向となり、
ドル安が優勢の動きとなりました。

注目となりましたイエレンFRB議長の議会証言では、
景気見通しに明るさもありましたが、
利上げについての慎重姿勢は堅持しています。


そして、市場の反応が大きかったのが
8日のECB理事会後のドラギECB総裁の会見でした。

ドラギECB総裁が次回6月の追加緩和の可能性を示唆したことで
ユーロが急落し、週末には1.38割れの動きとなりました。


尚、今週の円相場はドル円が週を通して狭いレンジ取引だったことから、
各主要通貨とドルとの強弱に連動する動きとなりました。



来週のイベントとしましては下記が予定されています。
※予定は変更されることがあります。

12日(月)
日本国際収支(3月)
インド下院総選挙(投票最終日)
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 会合あいさつ

13日(火)
シンガポール市場休場
中国鉱工業生産・小売売上高(4月)
ドイツZEW景況感(5月)
米小売売上高(4月)
ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
ラッカー・リッチモンド連銀総裁 会合あいさつ

14日(水)
英中銀四半期インフレ報告
英ILO基準失業率(3月)
ユーロ圏鉱工業生産(3月)

15日(木)
日本実質GDP(第1四半期・一次速報値)
黒田日銀総裁 講演
ドイツ、フランス、ユーロ圏GDP・速報値(第1四半期)
ユーロ圏消費者物価指数・改定値(4月)
NY連銀製造業景気指数(5月)
米消費者物価指数(4月)
米鉱工業生産・設備稼働率(4月)
フィラデルフィア連銀景況指数(5月)
ダドリー・ニューヨーク連銀総裁 会合あいさつ

16日(金)
イエレンFRB議長 講演
ユーロ圏貿易収支(3月)
米住宅着工件数・住宅建築許件数(4月)
ミシガン大学消費者信頼感・速報値(5月)
ブラード・セントルイス連銀総裁 講演
インド下院総選挙(開票)



来週は重要イベントはありませんので、
日々の経済指標の結果に一喜一憂の展開となりそうです。

NYダウが最高値圏での推移を維持していますが、
米国の相場格言「Sell in May」があるように、
米国株は5月に株安の動きとなる傾向があり、
過去4年続けてNYダウは5月に売られていますので、
円相場を予測する上でも、こちらの動向にも注目が集まりそうです。

米経済指標は基本的には寒波反動や
金利低下の効果などで改善が見込まれ、
米債金利の下げ止まりとドルの反発が支援されやすい状況ですが、
日米株の伸び悩みが続いたり、25日のウクライナ大統領選にかけて
地政学リスクが高まるようでしたら、
リスク回避の株安、円高の動きとなることも考えられます。


また一方で、米経済指標が強すぎる結果となった場合には、
金融引き締めが早まる懸念が広がり、NYダウが下落する。といった
シナリオも、過去の5月株安の傾向から想定しておいた方が良いかもしれません。

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