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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【来週の為替相場見通し(4月21日~4月25日)】

今週はイースター休暇を前にした調整が目立つ展開となり、
4月始めの米雇用統計からの株安も落ち着き、
ドル円も歩調を合わせる形で買い戻しが優勢となりました。


買い戻しの要因としては米国の企業決算や経済指標の改善、
中国1-3月GDPでの過度な減速懸念が一服したこと。
また、安倍首相と黒田日銀総裁の会談を受けた
先行きの日銀追加緩和期待などもあり、102円台を回復しています。



来週のイベントとしましては下記が予定されています。
※予定は変更されることがあります。

21日(月)
日本貿易収支(3月)
イースターマンデーで欧州・英国・香港・オセアニア市場は休場

22日(火)
米中古住宅販売件数(3月)
バーナンキ前FRB議長、講演

23日(水)
中国HSBC製造業PMI速報(4月)
豪消費者物価指数(第1四半期)
独・ユーロ圏製造業PMI速報(4月)
米新築住宅販売件数(3月)
英中銀議事録
ドラギECB総裁、講演
オバマ米大統領、来日(25日まで)

24日(木)
NZ中銀政策金利
独Ifo景況感指数(4月)
米耐久財受注(3月)
米新規失業保険申請件数(19日までの週)

25日(金)
日本消費者物価指数(3月)
米ミシガン大学消費者信頼感(4月)



来週は海外勢のイースター休暇明けの火曜日から
本格的に相場は再開ということになりそうですが、
米雇用統計後からの株安などリスク回避の雰囲気が落ち着き、
来週も円安の動きが継続するのか注目となりそうです。


ドル円は29~30日のFOMCでは、100億ドルの量的緩和縮小継続が
予想されていることや、一方で30日の日銀金融政策決定会合で
追加緩和観測が浮上していることもあり、
日米金利差の拡大観測の台頭でドル円は底堅い展開が予想されます。


また、来週は21日の日本の3月貿易収支で、消費税増税の駆け込み需要が
輸入急増と赤字拡大をもたらす可能性や、23-25日のオバマ米大統領訪日に向けて、
TPP交渉に進展期待があることが円安材料となりそうで、
103円台を回復してくるようですと、104円前半を目指す展開となりそうです。


もっとも来週は重要度は高くありませんが、
中国や欧州などの経済指標の発表が予定されており、
ここで改めて減速が示されるようですと、
短期的なリスク回避の円高の動きには注意しておきたいところです。


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