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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年2月15日

本日ここまでは昨晩のNY市場の流れを引き継ぎ、
東京市場でもリスク回避の動きが広がりました。

前日のNY市場では、ギリシャ支援をめぐる本格的な決定が
4月のギリシャ総選挙後にずれ込むとの悲観的な見方が報じられ、
ギリシャへの不透明感が、リスク回避の材料となりました。

ユーロは上値が限定されるなか、昼前には前日安値を割り込む動きとなり、
ユーロドルは一時1.3007レベル、ユーロ円は102.00近辺へと下落しました。

アジア株が全般に軟調となっていることで、
日経平均も序盤の上げを消して、下げに転じています。

ドル円は比較的静かな取引で、78.35~78.51円の狭いレンジとなっています。




【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ドル > NZドル > ポンド > 豪ドル > 円 > ユーロ


【本日のイベント】

18:00 ECB月報
19:00 仏債入札
20:00 仏債入札
22:30 米1月生産者物価指数
22:30 米1月住宅着工件数・住宅建築許可件数
22:30 米新規失業保険申請件数(2月11日までの週)
24:00 米2月フィラデルフィア連銀景況指数


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】
 
【ドル円】

昨晩のドル円はNY時間に入ると売りが強まり、
日中の安値である78.35円を割り込むと、78.17円まで下落しました。

ただ、78.20円付近でのサポートは強く、NY時間引け前には78.40台に乗せ、
本日ここまでは78.35~78.51円の狭いレンジでの動きとなっています。

78.20円付近でのサポートの確認ができたことで、
非常にしっかりした印象を受けます。

78.20円(昨日の安値78.17円)を下値サポートとして見て、
昨日の高値78.65円をまずは試せるかに注目しています。

ここを上抜けて来るようですと、78.90~79.10円付近までの
上昇も考えられますが、まだ短期的な過熱感は残っていますので、
もう一度78.20円付近で足元を固める動きが理想ではあります。


78.20円付近のサポートを割りこんでくるようですと、
心理的な節目の78.00円がありますが、77.80円くらいまで、
調整が入り易いと見ています。


【ユーロ円】

昨日のユーロ円は直近の高値を上抜け103.48円まで買われましたが、
結果として上抜けがダマシとなり、2/10高値からのダウントレンド内に
押し戻されると売りが強まり、NY時間に102.18円の安値を付けました。

102.18円の安値を付けた後に、一時102.64円まで急反発する場面もありましたが、
売り圧力も強く、徐々に上げ幅を縮小し、昼前に102.18円の安値を割り込み、
先程101.92円の安値を付ける動きとなっています。

現在は2/9安値101.64円と2/14安値101.82円を結びました
サポートラインで反発する動きとなっていますが、
チャートとしてはトリプルトップのような形になっていますので、
ここを維持できるかが特にポイントとなりそうです。

昨晩の急落の後はどちらかと言えば、ジリ安のような展開ですので、
ここからまずはNY時間の戻り高値となりました102.64円を
上回る事ができるかが上値のポイントとなりそうです。


このサポートラインや2/9安値101.64円を割りこんできますと、
まずは1/16安値97.03円と2/1安値99.24円を結んだアップトレンドの位置する
101.30円付近(切り上げ)が下値として意識されそうです。

この1/16安値97.03円からのアップトレンドを割りこむようですと、
100円前半を目指す事も考えられます。


【ポンド円】

昨日のポンド円は東京時間に123.48円まで買われた後に、
17時過ぎに122.98円まで売られましたが、
123円ラインがサポートとなり、再び123.48円の高値を付けましたが、
買いは続かず、高値面合わせで反落する動きとなりました。

NY時間に122.60円まで売られましたが、
前日14日のNY時間の安値122.50円を割れることなく、
徐々に買い戻される動きとなりました。

本日東京時間ではジリジリと下落する動きとなっていましたが、
先程からドル円の円安に連れる形で123.41円まで買われています。


ここからはまず昨日の123.48円の高値を
抜いて来れるかがポイントとなりそうですが、
上抜いてくるようですと、124円台が考えられますが、
(N計算値で124.33円、V計算値で124.48円)
今はドル円の流れに連れられているだけでもありますので、
高値を抜いてもなかなか買い進まれ難い展開も考えられます。

ポンド円は122.50円~122.70円を割り込むようですと、
1/25高値122.03円付近を目指す調整安の流れとなりそうです。


【豪ドル円】

昨日の豪ドル円は直近の高値を抜けたことで、
84.59円まで買われましたが、上値目標の85円台には届かず、
結果的にはブレイク済の2/1安値からのアップトレンドが
上値を抑える形になり、NY時間に安値で83.67円まで売られました。

本日は9時30分に発表になりました雇用統計の結果が好感され、
84.23円まで急反発しましたが、その後はすぐに売り直され、
NY時間の安値を更新する83.53円まで売られましたが、
先程からドル円の流れに連れられ、84円付近での推移となっています。


今のところは押し目買いの流れと見ていますが、
84.05~84.25円の上値が重くなっている印象で、
まずはここを上抜いて来れるかがポイントとなりそうです。

上抜いてくるようですと、昨日の高値84.59円が意識されそうで、
さらに買われるようですと85円前半も可能性としては考えられますが、
ただ、ポンド円同様に、どんどん買い進まれるのは考え難いところです。


下値は本日の安値を割り込むようですと、買いのムードは悪くなりそうです。
その場合83.00円付近や1/26高値82.83円付近が意識される展開が考えられます。

以上、よろしければご参考にして下さい。


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