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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年2月15日

本日ここまでは、ギリシャをめぐる報道がきっかけとなり、
前日NY市場でのリスク回避ムードが一気に好転しました。

前日のNY後半にはギリシャが支援の条件を満たしていないとして
15日に開催されるユーロ圏財務相会議を電話会議に変更、
20日に延期すると発表したことが、ユーロ売りを誘いました。

しかし、東京朝方にはギリシャ新民主主義党(ND)のサマラス党首が
緊縮案の承認文書にサインするとの報道が伝わって、ムードが和らいだ格好です。

ドル円は一時78.67近辺と昨年11月1日以来の高値水準をつけ、
一方ユーロドルは1.3170レベルまで上昇しました。

豪ドル/ドルは1.0740近辺まで高値を伸ばし、前日NY市場での下げを消しました。

ユーロ円は103.45近辺、豪ドル円は84.40近辺へと上伸。
豪ドル円は昨年8月4日以来の高値水準となっています。

日経平均は後場に200円超と上げ幅を拡大、一時9300円台乗せとなりました。
終値は前日比208.27円高の9260.34円。


【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

ドル > NZドル > 豪ドル > ポンド > ユーロ > 円


【本日のイベント】

16:00 独10-12月期GDP[速報]
18:00 伊10-12月期GDP[速報]
18:30 ポルトガル短期債入札
19:00 ユーロ圏10-12月期GDP[速報]
18:30 英1月雇用統計
19:00 ユーロ圏12月貿易収支
19:30 ポルトガル短期債入札
19:30 英中銀、四半期インフレ報告
22:30 米2月NY連銀製造業景況指数
23:15 米1月鉱工業生産
24:00 米2月NAHB住宅市場指数
28:00 FOMC議事録[1月24、25日分]

・ユーロ圏財務相電話会合
・欧州議会本会議(16日まで)
・IMF・EUのトロイカ調査団、ポルトガルへの調査開始

※本日はイベントが多数控えていますので、注意が必要です。


【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】
 
【ドル円】
 
昨日のドル円はロンドン時間では78.20円が壁になっていましたが、
NY時間に入ってから買いが強まり、78.20円を上抜けると
78.45円付近まで急伸しました。

その後もしっかりした動きで、本日午前中に78.65円の高値を付けています。


78.20円付近で少し足踏みをするかと見ていましたが、
78.20円ラインを上抜けてきたことで、心理的な節目の79円や
介入のあった10月31日高値79.53円がここからの上値目標となりそうです。

ただ、特に調整を入れずにここまで来ましたので、
短期的には過熱感がでていますので、
まずはこれまでレジスタンスとなっていました78.20~78.30円付近が
今度はサポートとなってくるのかに注目となります。

現時点では77.80円を割り込むような動きとならなければ、
買い優勢の展開となりそうです。


【ユーロ円】

昨日のユーロ円は2/10高値103.28円と2/13高値103.18円を結びました
ダウントレンドが上値を抑え、昨晩は102.60円付近まで
2回押し返される動きもありましたが、押し目買い意欲は強く、
本日午前中に上述のダウントレンドや、2/10高値103.28円を上抜き、
103.48円まで買われていますが、どんどん高値を追っていく展開ではなく、
現時点ではやや上値の重さを感じさせる動きとなっています。

ただ、上抜けたチャートとなっていますので、
2/10高値からのダウントレンドがサポートとなるようですと、
買い優勢の流れで104円前半を目指す動きになってくると思います。

さすがにダウントレンド内に押し戻され、
特にNY時間に付けました安値102.61円付近を割り込むようですと、
注意が必要だと思います。


【ポンド円】

昨晩のポンド円は123円付近がレジスタンスとなり、
122.50円まで押し戻される動きもありましたが、
その後は底堅い動きとなり、本日東京時間に
2/10高値123.16円を上抜き、123.48円まで買われました。

ただ、こちらもユーロ円と同じく、どんどん買われていく展開とはならず、
やや上値の重さを感じます。

昨晩レジスタンスとして機能していた123.00円付近を割りこんでくるようですと、
ムードが悪くなり、NY時間の安値122.50円や122.70円付近が
下値として意識されそうですが、ここで踏ん張れるようですと、
本日高値123.48円を上抜いてきますと、124円前半を目指す展開が考えられます。

また、ポンドドルが引き続き2/8高値からのダウントレンドに抑えられており、
124円前半を目指すにはこのダウントレンドをブレイクできるのかどうかも
ポイントとなってきそうです。


【豪ドル円】

昨晩の豪ドル円は2/10高値83.85円がレジスタンスとなっていましたが、
本日午前中にしっかりと上抜け、先程84.47円まで買われています。

昨日は参考にはなりそうにないと書いてしまいましたが、
ブレイク済の2/1安値からのアップトレンド(切り上げ)に
ちょうど現在触れてきましたので、こちらにも注目しています。

ここがレジスタンスとなり、上値を抑えられる可能性は考えられますが、
チャートは上抜けとなっていますので、
現時点では83.80~84.00円付近のサポートを維持できるようですと、

1/26高値82.83円をネックラインとした場合の現在の上値目標値である、

・1/31安値80.50円からの倍返し85.16円、
・1/9安値78.07円、1/26高値、1/31安値で考えたN計算値85.26円

を目指す展開が考えられます。

遅くなりまして申し訳ございませんでしたが、
よろしければご参考にして下さい。


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