【FX市況情報】2012年2月13日 FX市況情報 2012年02月13日 本日ここまでの動きとしましては、 ギリシャの第二次支援実施の前提条件として注目されました 財政緊縮策について、早朝にギリシャ議会が可決したことで 一時ユーロと豪ドルが買われました。 その後、ユーロは利益確定の売りが出ましたが、 再び買いが入り、本日早朝の高値水準まで戻しています。 ドル円は8時50分に日本の10-12月期GDPが発表され、 実質・名目とも2四半期ぶりのマイナス成長となったことで、 やや円安の動きとなりましたが、反応は限定的で、 77.50~77.70付近を上下する展開となっています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ユーロ > ドル > 豪ドル > NZドル > ポンド > 円 【本日のイベント】 19:00 イタリア短期債入札 19:15 ドイツ短期債入札 20:00 OECD12月景気先行指数 23:00 フランス短期債入札 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 ドル円は先週末の引けで07年6月から続いていました 長期ダウントレンドを週足ベースでブレイクしてきました。 これによって、ここまで続いてきました円高の流れが 変化していくのか注目となりますが、 目先の動きとしましては先週末より77.50~77.80円付近での もみ合いの動きが続いています。 まずはこのレンジをどちらに抜けるかに注目していますが、 仮に上抜けとなった場合はレンジ幅の倍返しである77.10円付近や 1/25高値78.28円を目指す展開となりそうです。 逆に下抜けた場合は倍返しですと77.20円付近となりますが、 その前に77.30~77.35円付近に強いサポートがありますので、 ここで踏ん張る可能性は高いと見ています。 流れは引き続き上向きとなっていますので、 レンジの上抜けを期待したいところです。 【ユーロ円】 先週末のユーロ円は21時ごろから ギリシャを巡る不透明感から急落する動きとなり、 NY時間には102.16円まで売られましたが、週末引け値は102.39円と、 ポイントとなる1/26高値102.20円を維持して終えました。 本日は注目されていました緊縮案が ギリシャ議会で可決したとの報道を受けて、 朝から買いが強まり、現在は102.80円付近で推移しています。 ここからはまずは2/10の4時台の高値103.28円と 2/10の18時台の高値103.19円を結んだダウントレンド(103.05円付近)や 直近の高値となる2/10の4時台の高値103.28円を 上抜いてくることができるかにまずは注目していますが、 ここを上抜けて来るようですと、買いが強くなり、 104円台を目指した展開も考えられますが、 逆に本日朝に急伸した後のもみ合いの下限である102.65円付近を 下に抜けて来るようですと、再び102.20円付近を目指す展開も考えられます。 現時点では引き続きトレンドは上向きとなっていますが、 やや上値が重くなっている印象で、連日サポートとなっています 102.20円付近を割れていく展開となりますと、 101.80円付近のサポートもそこそこ強そうですが、 売りが強まる展開も考えられますので、注意して見ていきたいところです。 【ポンド円】 先週末のポンド円は直近の高値を更新する 123.16円まで一時買われる場面もありましたが、 その後は一転して売りが優勢の展開となり、 122.03円まで売られることとなりましたが、 こちらもネックラインとなる1/25高値122.03円がサポートになり、 週末は122.25円で引けました。 本日は朝から急伸し、122.66円まで買われましたが、 その後は122.40~朝の高値122.66円内の狭いレンジでの動きとなっています。 朝の高値122.66円~122.80円付近を上抜けて来るようですと、 週末高値123.16円を目指す動きも考えられ、 また、123.16円の高値をさらに更新する動きとなりますと、 124円台前半(N計算値で124.33円、V計算値で124.48円)を 目指していく展開も考えられますが、 122.30~122.40円付近を下抜けるようですと、 週末安値122.03円やさらには121.50円付近までの調整も考えられます。 トレンドは上向きとなっていますので、 まずは朝の高値を上抜いて来れるのかに注目しています。 【豪ドル円】 先週末の豪ドル円は売り優勢の展開が続き、 日中に2/1安値からのアップトレンドをブレイクし、 82.64円まで下落することとなりましたが、 1/26高値82.83円を割り込んでも大きく崩れることは無く、 本日ここまでは買いが優勢の展開となっています。 豪ドル円のここからのポイントとしましては 現在83.65円付近(切り上げ)に位置しています ブレイク済みの2/1安値からのアップトレンドが レジスタンスとなり、上値を抑えるのか、 もしくはアップトレンドを回復し、さらに買いが強まるのかが ポイントとなりそうに思います。 83.10~83.20円付近を下抜ける展開となりますと、 再び売りが優勢になりそうです。 引き続きブレイク済みの2/1安値からのアップトレンドには 注目していきたいところです。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR