【FX市況情報】2012年2月6日 FX市況情報 2012年02月06日 本日ここまではドル円が76.70台後半まで上昇し、 ユーロドルが1.31台を割り込むなど、 ドルが堅調に推移する展開となりました。 ギリシャの債務問題が、依然として不透明な状況とあって、 リスク回避の流れでドルが買われました。 依然として市場の関心はギリシャ問題に向けられており、 本日早朝にギリシャのパパデモス首相は、 連立政権を組む主要3政党と会談し、 歳出削減については合意したと述べましたが、 IMFとEU、ECBからの追加支援を受け入れるかどうかについては、 合意が得られず6日以降に持ち越しとなっています。 また、ギリシャ与党は、日本時間の6日午後7時までに、 トロイカ調査団に対し追加支援を受け入れるどうかを 回答するよう求められています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 NZドル > 豪ドル > ポンド > ドル > ユーロ > 円 【本日のイベント】 17:00 英1月ハリファックス住宅価格 20:00 独12月製造業受注 23:00 フランス短期国債入札 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 週末のドル円は米雇用統計の強い結果を受けて、 76円前半から76.73円まで上昇しました。 高値を付けた後はやや買いが緩み、 76.48円まで下落する場面もありましたが、 買い意欲も強く76.59円で週末は引け、 以前の76.55~78.30円付近のレンジ内に戻してきました。 本日は午前中に売られる場面があり、 76.49円まで下落しましたが、雇用統計後の安値を割り込まずに反発し、 週末の高値をやや上回る76.79円まで上昇しています。 76.50~76.55円の下限ラインを回復したことで、 底堅い動きとなってくるように思えますが、 本日の高値が76.79円と、76.80円付近の上値抵抗も強い事が伺え、 この動きからしばらくは76.50~76.80円付近のレンジの可能性もありそうです。 ここから76.80円付近の上値抵抗を突破できれば、 77.10円付近までは戻し易いと見ていますが、 逆に76.50円付近(週末の雇用統計後の安値76.48円)を 下回ってくるようですと、再び円高圧力が強くなりそうで、 その場合は76.00~76.20円付近までの下落が考えられます。 【ユーロ円】 週末のユーロ円は雇用統計後100.87円まで買われましたが、 1/31高値100.87円を上抜けれずに、100.15円まですぐに反落しましたが、 その後は徐々に買いが入り、週末は100.75円で引けました。 ただ、本日週明けはギリシャ問題でユーロ売りで始まり、 オープンは下窓を空けて100.45円となり、 その後も寄り付き後につけた高値100.55円を越えられず、 ユーロ円は上値の重い動きが続いています。 先程から売りが強まっており、 ちょうど2/1安値99.24円と2/2安値99.61円を結んだ アップトレンドとの攻防になっていますが、 このまま100円を割れていくような展開となれば、 まずは2/2安値99.61円付近を目指す展開になるように思います。 99.60円付近のサポートは強いと見てますが、 ここをさらに下回って来るようだと、2/1安値99.24円が意識されそうです。 逆にここでサポートされ、反発するようですと、 まずは本日高値100.55円、そして週末の100.87円を 上抜けてこれるかに注目していますが、 15時の時間足の陰線がキツイですので、 現時点では売りに分があると見て、買いは慎重にみていきたいところです。 【ポンド円】 週末のポンド円は直近の2/2高値120.97円を挟んでの 一進一退の攻防になりましたが、引け値は121.11円となり、 120.90~121.00円付近に重なる上値抵抗を抜けてきました。 しかしながら、本日は朝から上値の重い展開となっており、 週末の高値が121.21円と、以前に高値もみ合いとなった 1/26安値121.21円がレジスタンスになったとも考えられます。 121.20円ラインのレジスタンスが強いとなれば、 上値の重い展開となる可能性もありますが、 現時点では底堅い印象で、120.60円付近や 週末安値120.20円付近はサポートが強いと見ていますので、 基本的には押し目買いスタンスが良いように思います。 【豪ドル円】 週末の豪ドル円は雇用統計の強い結果を受けて、買いが強まり、 高値で82.60円まで買われ、82.46円で週末は引けました。 本日は午前中に発表されました小売売上高が 市場予想を下回り、半年ぶりのマイナスとなってことで、 一時売りが強まり、82.02円まで下落しましたが、 82円を割り込まなかったこともあり、その後は買い戻しが入りました。 ただ、明日に政策金利の発表が控えている事もあり、 ここから積極的に上値を追う動きとはなり難そうで、 週末の高値82.60円や1/26高値82.83円が本日は一杯に思います。 トレンドは上向きではありますが、 82.60~82.80円付近の高値が出るようですと、 状況次第では短期売りも良いかもしれません。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR