【FX市況情報】2012年2月3日 FX市況情報 2012年02月03日 本日ここまでは午前中にやや円買いが先行しましたが、 米雇用統計を控えて様子見ムードが支配的となり、 全般的な動きは限定的なものにとどまっています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 NZドル > ポンド > 円 > 豪ドル > ドル > ユーロ 【本日のイベント】 17:55 独1月非製造業PMI[確報] 18:00 ユーロ圏1月非製造業/総合PMI[確報] 18:30 英1月CIPS非製造業PMI(購買担当者指数) 19:00 ユーロ圏12月小売売上高 21:00 加1月失業率 22:30 米1月雇用統計 24:00 米1月ISM非製造業総合指数 ※22時30分に米雇用統計が発表されますが、 1月は季節調整が難しく、事前予想から数字が乖離する可能性が高く、 波乱の可能性もありますので、注意が必要です。 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 ドル円は連日下値を切り下げていましたが、 昨日は下値切り下げの動きとはなりませんでした。 しかし、依然上値は重く、76円前半の動きが続いていますが、 今晩の米雇用統計の結果次第では75円台突入、 もしくはここ最近上値を抑えている76.40円を上抜ける展開が考えられます。 直近の安値は2/1の76.02円となっていますが、 ここを割りこんでくるようですと、 75円後半(75.70円付近)までは崩れそうに思い、 そこからさらに介入のあった昨年10月31日安値 75.56円(時間外では75.32円)を目指すかどうか注目です。 逆に強いレジスタンスラインと考えられます 76.40~76.55円を上抜ける展開となりますと、 76.80円付近、さらには77.30円付近まで考えられます。 雇用統計の結果によって、これまでのドル安の流れに 変化がでるのか注目していきたいところです。 【ユーロ円】 昨日のユーロ円は他通貨に比べ、やや荒っぽい動きとなりましたが、 今の動きは1/31高値100.87円と2/1安値99.24円との間での 保合いの動きと考えられます。 そう考えた場合それぞれの目先のブレイクポイントとしては 上が100.45円付近、下が99.90円付近となりますが、 1/31高値100.87円を上抜けるのか、2/1安値99.24円を 下抜けるのかに注目しています。 2/1安値99.24円を下抜ける展開となりますと、 1/16安値97.03円を目指した売りの展開になっていくと見ています。 逆に1/31高値100.87円を上抜ける展開となりますと、 まずは101.25円付近、101.75円付近を目指す展開が考えられます。 雇用統計の結果次第ではありますが、現在のチャートを見る限りでは、 上抜ける可能性の方が高いように思いますが、 ブレイクがダマシになる、上下に振れる荒っぽい展開も考えられますので、 その点は注意しながら見ていきたいところです。 【ポンド円】 昨日のポンド円は昼過ぎからジリ安の展開が続きました。 一時的に買い戻しが入る場面もありましたが、 終始軟調な展開で120.22円まで売られました。 本日はここまで緩やかに上昇していますが、 雇用統計までは120.30~120.70円付近での動きと見ていますが、 ポンド円のポイントとしては上は2/2高値120.97円を抜けてくるのか、 下は面合わせで反発しました1/31安値、2/1安値の119.58円が ポイントとして考えられます。 日足チャートを見ますと、 2/2高値120.97円付近には一目均衡表の雲や90日移動平均線があり、 2/1安値の119.58円付近には一目均衡表の基準線や20日移動平均線と、 上下ともにレジスタンス、サポートとしては強いものを感じますので、 どちらかに抜ける展開となりますと、抜けた方向に動きやすいと考えられます。 (終値ベースでどうなっているかが重要ではありますが。) 尚、2/2高値120.97円を上抜ける展開となりますと、 121.60円付近、さらには1/25高値122.03円を目指す展開が考えられます。 逆に2/1安値の119.58円付近を下抜ける展開となりますと 119.10円付近や売りが強いようですと118.20円付近まで考えられます。 【豪ドル円】 昨日の豪ドル円は81.30~81.80円付近での動きとなり、 本日ここまでもほぼ同じ様なレンジでの推移となっています。 豪ドル円のポイントとしては 上値が直近の81.85円付近のレジスタンスライン、 下値が1/9安値78.07円と1/16安値78.79円を結んだ アップトレンド(81.00円付近)か、1/30安値80.50円が考えられます。 豪ドル円は上昇トレンドですので、81.85円を上抜く展開となりますと、 1/26高値82.83円を目指す展開になると見ていますが、 豪ドル/米ドルも合わせて見ておくのがいいように思います。 現在は1.0710付近の推移となっていますが、 昨日の高値が1.0756となっており、 昨年9/1高値1.0764、10/27高値1.0752が レジスタンスになっていると考えられ、 ここを抜けるか、もしくは反落(調整)してしまうかの 節目にあるように思います。 ここをしっかり上抜けてくるようでしたら、チャートでは 昨年5月と7月に付けました1.10台を目指す展開も考えられます。 尚、豪ドル円が1/30安値80.50円を割りこむ展開となりますと、 79.70円付近や79.40円付近を目指す展開になると見ています。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR