【FX市況情報】2012年1月6日 FX市況情報 2012年01月06日 本日の東京市場では米雇用統計や3連休を控えて様子見が広がるなか、 午後に入ってからはユーロや豪ドルが軟調な動きとなりました。 このところの米経済指標は好調な結果が相次いでいますが、 欧州への懸念から世界的に株安の動きが広がっており、 日経平均も序盤は様子見ムードでしたが、 午後には次第に売りが優勢となって8400円を割り込む動きとなりました。 また、北朝鮮での核施設事故が起きたとのうわさで、 リスク回避のドル買いが一時強まる場面がありました。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ポンド > NZドル > 豪ドル > ドル > 円 > ユーロ 【本日のイベント】 19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感[確報]、鉱工業信頼感、業況判断指数 19:00 ユーロ圏11月小売売上高 19:00 ユーロ圏11月失業率 20:00 独11月製造業受注 21:00 加12月雇用統計 22:30 米12月雇用統計 ※22時30分に米雇用統計が控えております。 毎年12月の数字は事前予想からブレやすいので、注意が必要です。 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 ドル円はここしばらく続いていた76.60~76.85のレンジを上抜け、 レンジの倍返しである77.10円を達成し、 その後も堅調な動きとなり、昨晩の高値は77.23円まで、 また本日ここまでに77.25円まで上昇しました。 12/23高値78.22円から1/4安値76.60円までの下落に対する調整幅は 61.8%戻し 77.60円 50.0%戻し 77.41円 38.2%戻し 77.22円 33.3%戻し 77.14円 となっており、 現在は38.2%戻しラインとの攻防となっています。 尚、1/2安値を時間外の76.30円で取った場合は 61.8%戻し 77.49円 50.0%戻し 77.26円 38.2%戻し 77.03円 となります。 今の感じですと、77.25円が強い上値抵抗となりそうですが、 ここを抜けて来るようですと77.40円くらいまでの上昇はありそうです。 ただ、77.40円付近では上値抵抗が重なりますので、 米雇用統計の発表まで(結果がでるまで)は上抜くことが 難しいのではないかと思いますが、 77.40ラインを上抜いてきた場合は買いが優勢となりそうです。 その場合まずは77.65円付近、 さらに伸びるようですと78円台を目指す事も考えられます。 逆に下値は朝方の陰線後の安値77.05円がポイントになりそうで、 ここを下回ってくるようだと、76.85円付近までは 崩れやすくなると考えられます。 【ユーロ円】 昨晩からずっと狭いレンジでの動きが続いています。 この横ばいの動きが再度の下落をイメージさせられますが、 ただ、本日は雇用統計もありますので、 雇用統計を前にポジションの巻き戻しが起きる可能性もありますので、 売りにしても、今の98.45~98.85のレンジを しっかり抜けたところを短期売りで仕掛けるくらいが良いように思います。 雇用統計前に下抜けた場合はそれほど下値を試すことは無いと考えられますが、 雇用統計後に下抜けた場合は98円割れ(N計算値:97.83円)の 可能性は高いと思います。 戻り売りのポイントとしては99.30円付近、 その上は距離がありますが99.85円付近で見ています。 【ポンド円】 ポンド円は1/4高値120.19円からのダウントレンドと 1/3安値118.96円からのアップトレンドのもみ合いが考えられ、 つい先程の15時の高値が1/4高値からのダウントレンドに抑えられています。 このままダウントレンドを抜けれずに1/3安値からのアップトレンドの位置する 119.30円付近を目指すのか、またこのもみ合いを どちらに抜けるかに注目しています。 ただ、ダウントレンドを上抜けた場合でも、 120円前半の抵抗は強いと考えられます。 【豪ドル円】 昨日の豪ドル円の安値は78.68円と、11/25安値からの アップトレンドがサポートになり反発し、 79.28円まで買われる展開となりました。 また、本日14時台の安値もこのアップトレンドにサポートされましたが、 ここ数日徐々に上値を切り下げていることや、 反発の力も弱まってきているように、上値の重さを感じます。 ここから踏ん張れずにトレンドブレイクや 昨日の安値78.68円を割り込む展開となるようですと、 目先は売り優勢の展開となりそうです。 この場合の下値目標値はまずは78.15円付近、 さらに崩れていくようですと77.00円付近まで考えられます。 以上、よろしければご参考にして下さい。 PR