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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【FX市況情報】2012年1月5日

本日の東京市場ではクロス円はやや軟調な展開となりました。

昨晩のNYダウが米経済への期待から小幅高で引けたものの、
スペインがEU/IMFに金融支援を要請するのではとの報道や、
ハンガリーが中銀法成立で支援計画に支障がでるのでは、
などの欧州懸念が再熱しており、本日の東京市場では
米経済への期待よりも欧州への懸念が勝った形です。

ただこのあとのロンドン市場で、フランス長期国債入札を控えており、
全般的に模様眺めムードが広がっており、小幅な値動きとなりました。



【主要通貨の過去5日間平均トレンド】

豪ドル > NZドル > ポンド > 円 > ドル > ユーロ 


【本日のイベント】

16:00 独11月小売売上高指数
16:45 仏12月消費者信頼感指数
18:00 伊11月失業率
18:30 英12月PMIサービス業
19:00 ユーロ圏10月製造業新規受注
19:00 ユーロ圏11月生産者物価指数(PPI)
19:00 フランス長期国債入札
22:15 米12月ADP雇用統計
22:30 米新規失業保険申請件数
24:00 米12月ISM非製造業総合指数



【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】

【ドル円】

ドル円は引き続き76.60~76.85付近でのレンジで推移しています。

昨日と同じようにまずはレンジブレイクに注目ですが、
トレンドは下向きとなっている為、
上抜けた場合は77.10円付近を上値目標として考え、
その付近での売り場を探したいところです。

逆にこのままレンジを下抜けていくようだと、
中段保合いの下放れとなりますので、
レンジ幅の倍返し76.35円以上の下落も考えられます。

尚、現在の下値を支えているのは11/18安値の76.56円とも考えられ、
これを下抜けると、昨年の介入のあった10/31につけた安値75.56円まで
(この時の早朝オセアニア時間では75.32円まで下落)
これといったサポートが無い為、このレンジ下限のブレイク後の動きには
特に注目しておきたいです。


【ユーロ円】

昨日の動きを見ましてもユーロ円は100円前半がすでに重く、
また99.40~99.50円付近でも売り圧力が強くなっているように思います。

現在は昨晩の安値99.03円、99円ラインとの攻防となっており、
ここを割れて来るようだと、下値追いの展開となりそうですが、
19時のフランス長期国債入札までは特に材料が無い限り、
99.00~99.40円付近での推移となると見ています。

99.40円付近を上抜けてくるようだと、
99.70~99.80円くらいまでは買い戻しが入りそうですが、
この時の買い戻しの勢いが鈍いようですと、
再度売られる展開になると思います。


99円下抜けの場合は目先は98.70円。
さらに崩れるようですと、98円割れ(N計算値:97.83円)も
下値目標としては考えられます。



【ポンド円】

昨日の高値が120.19円と12/30高値120.04円付近や
12/27高値122.20円と1/3安値118.96円の
38.2%120.20円が上値を抑えたようにも考えられ、
120円前半の抵抗は強いように思います。

下は118.90円付近のサポートが強いと思いますが、
まずは昨晩の安値119.59円を下抜けるかがポイントになりそうに思います。

ここを下抜けていくようですと売りが優勢となってきそうですが、
今の昨日の高値を付けてからの下落の鈍さを考えると、
このまま119.50円を下抜けるのは難しいように思えます。

現在はこれといった動きが特にないので、
もう少し方向感が出て欲しいところです。


【豪ドル円】

本日の明け方4時台に79.56円の高値を付けましたが、
79.50円以上は上値が重く、1/4高値79.69円を試す事もできずに、
反落する動きとなりました。

昨日から79.10円付近の下値サポートはしっかりしていますが、
ただ、先程から79.10円のサポートを前に足踏みをしており、
反発力がなくなってきているように思いますので、
ブレイクする可能性もあると思います。

このまま踏ん張るようですと、再度79.50円付近を目指す展開と見ますが、
もしブレイクした場合は78.65~78.80円付近までの下値余地はあると見ています。

この付近のサポートは抵抗ラインが重なっており、
強いと思いますので、この付近で反転してくるようだと、
買いのポイントになると見ています。


以上、よろしければご参考にして下さい。


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