【FX市況情報】2011年12月16日 FX市況情報 2011年12月16日 本日の東京市場では特段材料はなく、 昨晩の欧米市場でリスク回避傾向が和らいだことや、 週末前のポジション調整もあり、ややドル安の展開となりました。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ドル > 円 > ポンド > NZドル > 豪ドル > ユーロ 【本日のイベント】 15:30 インド中銀、政策金利発表 19:00 欧州貿易収支-10月 22:30 米11月消費者物価指数(CPI) 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 78.10円台が重く、12/14高値78.15円を抜けれずに 昨日は朝の高値が残ったまま下落する展開となりました。 NY時間に77.72円の安値を付けましたが、 米経済指標の内容が良かった為、ドル高の動きとなり、 77.98円まで戻す場面もありましたが、 その後は77.80~77.95付近の狭い範囲での動きとなっています。 ドル円は78.10~78.20円付近が上値抵抗として強く、 また77.65~77.80円付近はは下値サポートが強いので、 これをどちらに抜けるかに注目しています。 やや買いの勢いは弱まっていますので、 12/13安値77.63円を下抜ける展開には注意が必要だと思います。 【ユーロ円】 12/15安値は101.08円となっていましたが、 昨日の18時台に安値をわずかに更新する101.03円まで売られましたが、 1101円の節目が意識されたのか、下値追いとはならずに、 結果的に12/15安値がサポートになりました。 現在は底練り(安値圏で横ばいの動き)の状態で、 再度下抜けるか、また買い戻されるかの判断が難しいところです。 トレンドは下向きとなっていますので、 今の横ばい(レンジ)の動きを101.00~昨日の高値101.60円、 もしくは12/14高値101.82円として考え、 このレンジ上限の101.60~101.85円付近の戻り高値を売るか、 もしくはレンジ上抜けを待って、(レンジブレイクの短期買いもいいかもしれません) 11/25安値102.48円付近まで引きつけて売り場を探すかがよいかと思います。 その場合は102.20~102.60円付近を売り場として想定。 尚、昨日書かせて頂きましたが、10/4安値100.74円を割りこむと 99.29円という下値目標値もありますが、 さすがに値位置的には突っ込んで売るには難しいところだと思います。 【ポンド円】 昨日のポンド円は120.45~120.90円付近のレンジで動きました。 ちょうど現在その上限ラインとの攻防になっていますが、 ここを上抜けてくるようだと、12/14高値121.12円がまず意識され、 また12/2ごろから形成しているよう下降チャンネルの上限ライン付近 121.35円付近までの上昇も考えられます。 トレンドはまだ下向きでありますので、 切り下げてくる下降チャンネルの限ライン付近まで 引きつけて売りたいところです。 チャンネルラインブレイクで流れが変わってくる可能性がありますが、 引き続きこの範囲内で動くとなりますと、 下限ラインの近くに位置しています 12/15安値120.27円付近がが下値目標となります。 【豪ドル円】 昨晩77.69円まで買い戻された後、反落する展開となりましたが、 日中の安値76.96円を試すことなく、77.19円で切り返しています。 先程昨晩の高値77.69円を上抜く77.76円まで買い進まれましたが、 やや上値が重い動きとなっており、 もしかすると、ここで一度売られる可能性も考えられますが、 ここで止まらないようだと、12/14安値77.83円付近や 12/8高値と12/14高値を結んだダウントレンドが位置する77.95円付近までは、 まず試しにくることが考えられます。 また買い戻しとしては12/14の戻り高値78.28円までは 想定しておきたいところです。 PR