【FX市況情報】2011年12月13日 FX市況情報 2011年12月13日 本日ここまでは前日の海外市場で、ユーロ安、ドル高につれた 円売り、ドル買いが優勢となった流れを 朝方は引き継いで始まりましたが、 徐々にドル買いの巻き返しが入っており、 現在、ドルはじり安に推移しています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ドル > ポンド > 円 > 豪ドル > ユーロ > NZドル 【本日のイベント】 18:30 英11月消費者物価指数 19:00 独12月ZEW景況感指数 22:30 米11月小売売上高 28:15 連邦公開市場委員会[FOMC]、金利誘導目標発表 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 10/31安値からのアップトレンドを維持しながら上昇しており、 トレンドは上向きとなっています。 また、77.70~77.80円付近は上値抵抗として強かったところで、 11/29高値78.28円と12/5高値78.10円のダウントレンド(77.80円付近に位置)とも 重なっていましたが、その上値抵抗を昨晩上抜けており、 77.70円以下やダウントレンドの中に押し戻されなければ、 再度上昇してくる可能性が高いと思います。 考えとしては押し目買いで、まずは昨晩の77.99円ですが、 これを上抜くと、11/29高値78.28円が上値目標として考えられますが、 ただ、78円台は「年末を控えた日本の輸出企業の円買い・ドル売り」が 意識される水準ですので、78.10~78.30円付近は重たくなることも考えられます。 【ユーロ円】 10/4安値100.74円と11/25安値102.48円のアップトレンドは サポートとならずに、102.58円まで下落しました。 11/25安値102.48円が意識されて、本日の安値102.58円で 切り返した可能性も考えられますが、 まずは昨晩の1時ごろからずっと続いている102.55~102.85円付近のもみ合いを、 どちらに抜けるかに注目したいところです。 ただ、上抜けとなった場合も、トレンドは下向きでありますので、 103.50~103.60円付近までは戻り売りの範囲内だと考えています。 値位置的な部分で仕掛けにくいところではありますが、 11/25安値の102.48円を下抜くと、 101.60円付近がまずは下値ターゲットになりますが、 チャート的には10/4安値100.74円までは 特に下値を支えるサポートはない状態になりますので、 11/25安値102.48円ラインを明確に割り込んでくれば、 細かく売りで対処していくのがいいかもしれません。 【ポンド円】 12/7安値や12/9安値を下抜き、昨日は120.69円まで売られましたが、 そこから消去法的にポンドが買われ急反発する動きとなりました。 ざっくりと見れば、やや下向きではありますが、 ここ最近は120.80~122.50円のレンジと考える事ができます。 レンジと考えれば、逆張りが有効となりますが、 ただ、徐々にではありますが動きが小さくなってきていますので、 そろそろトレンドが発生する可能性もあると見ています。 またここ最近のポンド円はユーロ円、豪ドル円とは 異なった動きをする時がありますので、少し手が出しにくい通貨かと思います。 【豪ドル円】 本日の朝方に安値78.17円まで売られましたが、 12/9安値78.01円を一気に下抜く展開とはなりませんでした。 この78円前半ではやや底堅い動きを見せていますが、 トレンドは下向きとなっており、また買い戻しも鈍い為、 戻り売りが優勢な展開かと思います。 戻りのポイントとしては78.70~78.90円付近で見ており、 この付近で戻り高値となるようなら、再度売られると見ています。 また、11/24安値と12/2高値の調整幅を計算すると 38.2%押し 78.32円 50.0%押し 77.64円 61.8%押し 76.96円 が下値のポイントとして考えられます。 尚、12/10高値79.33円がある79.10円~79.35円付近を上抜けると 流れが変わりそうですので、79円台に乗せてきた時は注意が必要だと思います。 PR