【FX市況情報】2011年10月26日 FX市況情報 2011年10月26日 昨晩のNY市場は、メルケル独首相がEU首脳会議の文章草案について 反対の立場を示したことや、26日に予定されていたEU財務相理事会が キャンセルとなったことを背景に、欧州債務問題の先行き不透明感が高まり、 リスク回避の動きから、NYダウ平均が150ドル超の下落をするなどリスク回避の動きが強まると、 クロス円の下落に連れる格好でドル円は一時75.72円と戦後最安値を更新しました。 ただ、EU首脳会議が中止されたわけではないことや、 「円売り為替介入を日本単独で実施する準備に入った」とのニュースもあり、 売り一巡後は値を戻す展開となりました。 本日ここまでの動きとしましては ドル円は75.97円~76.15円の狭い値動きになっていますが、 目立った動きとしては豪ドル円で、9時30分に発表されました 7-9月期の豪消費者物価指数(CPI)は市場予想平均と同じでしたが、 前回の発表時からから低下していることもあり、 発表後は豪ドル売りが優勢となり78.73円まで下落しました。 現在の豪ドル円のチャートは10月20日安値77.82円と 10月21日安値78.16円を結んだアップトレンド(78.80円付近)で どうにかサポートされている格好ですが、 ここからもし78.73円の安値を割ってくる展開となれば、 78.35円付近までの下落が考えられます。 尚、本日はEU首脳会議(日本時間27日2時15分開催予定)を控えていることもあり、 ユーロを中心に様子見ムードが強まりそうですが、 ギリシャ債券のヘアカットの割合やEFSFの活用方法などについての要人発言によって、 相場が乱高下することも予想されますので、ユーロ関連のニュースには特に注意が必要です。 PR