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FXチャンピオントレーダー 天羽義治のブログ

FXコンテストNO.1のFXトレーダー天羽義治がFXトレードについて、初心者にもわかり やすく解説します。

【来週の為替相場見通し(4月28日~5月2日)】

今週の為替相場はレンジ内で神経質な値動きとなりました。

イースターマンデーで参加者が少なくなった月曜日を経て、
参加者が戻った火曜日以降もドル円、ユーロドルなどに
大きな方向感はでませんでした。

ドル円はウクライナ情勢が再び緊迫化してきたことや、
訪日したオバマ大統領との首脳会談で、
TPP交渉がまとまらなかったことへの失望感などが材料視され、
102円台前半に落とされるなどの動きが見られましたが、
102円の大台を維持するなど、動きは限定的でした。


一方でユーロドルは、独Ifoなどが強めに出て、
堅調な景気回復が印象付けられ、買いが優勢となる場面もありましたが、
1.40を前にして、ユーロ圏要人からユーロ高警戒の発言に
上値進行が抑えられた格好となりました。



来週のイベントとしましては下記が予定されています。
※予定は変更されることがあります。

28日(月)
欧州委員会、経済見通し(5日までに発表)

29日(火)
東京市場は休場(昭和の日)
英GDP速報(第1四半期)

30日(水)
展望リポート公表
日銀会合・黒田日銀総裁、記者会見
独失業率(4月)
スペインGDP速報(第1四半期)
ユーロ圏消費者物価指数(4月)
米ADP雇用者数(4月)
米GDP速報(第1四半期)
米FOMC政策金利

1日(木)
中国製造業PMI(4月)
米PCEデフレータ・個人所得支出(3月)
米ISM製造業景況指数(4月)
米自動車販売統計(4月)
米新規失業保険申請件数(27日までの週)
イエレンFRB議長、講演
上海・香港市場は休場(労働節)
独・仏など欧州諸国の主要市場は休場(レイバーデー)

2日(金)
日本雇用統計(3月)
ユーロ圏失業率(3月)
米雇用統計(4月)

3日(土)
中国非製造業PMI(4月)



来週は重要イベントが目白押しの週となります。

国内では日銀金融政策決定会合、米国ではFOMCやGDP速報値、
そして雇用統計が重要イベントとして注目されます。


まず30日の日銀政策決定会合ですが、
基本的には追加緩和の見送りや、物価展望レポートでの
物価強気見通し(=早期緩和期待の後退)が円高要因として警戒されます。

ただし、成長見通しは下方修正すると見られ、
総裁会見などで先行きの緩和余地が示唆されるようなら、
過度な円高は抑制されそうです。

尚、日銀の黒田総裁は、過去にサプライズ演出の経験を持つように、
30日にかけて「失望織り込みの円高・株安」が加速するようですと、
何らかの政策措置や追加緩和策を出してくる可能性も考えられ、
サプライズがあるようですと、株高円安の動きとなりそうです。


次に29日~30日開催の米FOMCですが、
100億ドルの量的緩和縮小が継続することが予想されています。
FRBの資産購入額は、550億ドルから450億ドルへ減額されることで、
ドルの下支え要因となりやすいと思われます。

ただし、根深いディスインフレへの警戒姿勢が強調されるようですと、
ドル安波乱を招く余地も考えられます。


来週末5月2日の米雇用統計は、4月の米国経済指標を振り返りますと
寒波反動などで良好な内容が相次いでおり、一定の改善が想定されます。

事前予想が失業率6.6%で3月の6.7%から低下、
非農業部門雇用者数が前月比+21.0万人の増加で、
3月の+19.2万人から増加幅が拡大すると見込まれていますが、
予想通りとなるようですと、6月のFOMCで100億ドルの量的緩和縮小が予想され、
ドル買い要因となりそうです。


尚、ウクライナ情勢の緊迫化が再びクローズアップされていますので、
来週は各重要イベントとウクライナ情勢にも目を向けておきたいところです。

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