【FX市況情報】2011年12月15日 FX市況情報 2011年12月15日 本日の東京市場はドル高水準でもみ合いの展開となりました。 連日下落しているユーロドルは、1.29台後半と 1月11日以来のユーロ安/ドル高水準で小幅な値動きに留まっています。 また、ドル円は朝方に日銀が発表した短観で、 大企業製造業の業況判断が2四半期ぶりの悪化を示し、 前回から6ポイント低下したことで、円売りが入る場面もありましたが、 ただ、実需の円買いも入ってくるといい、上値の重い動きになっています。 【主要通貨の過去5日間平均トレンド】 ドル > 円 > ポンド > 豪ドル > NZドル > ユーロ 本日のイベント: 17:30 スイス中銀、政策金利発表 17:30 独12月製造業/非製造業PMI[暫定値] 18:00 ユーロ圏12月製造業/非製造業/総合PMI[暫定値] 18:30 英11月小売売上高 22:30 米11月生産者物価指数 22:30 米7-9月期経常収支 22:30 米12月ニューヨーク連銀製造業景況指数 24:00 米12月フィラデルフィア連銀景況指数 23:15 米11月鉱工業生産 【各通貨ペアのテクニカル分析による見解】 【ドル円】 昨晩から12/5高値78.10円をわずかに上抜く値を何度もつけていますが、 78.10円台が非常に重く、買い進まれる展開とはならずに、 現在は78.00円台に押し戻されています。 トレンドは上向きで11/29高値78.28円を目指す相場かと見ていますが、 昨晩からの動きを見ていると、78.00円~78.15円の間での取引で、 仮にレンジ下限である78.00円付近のサポートラインを下抜けるようだと、 77.85円付近までの下押しは考えておいた方がよさそうです。 77.75~77.85円付近は下値サポートとして堅いと思いますので、 この付近で買い戻しが入るようですと、押し目買いのポイントになると思います。 【ユーロ円】 13日の日に下値サポートとして意識されていた11/25安値 102.48円を下抜き、売りが強まる展開となりました。 昨晩は一時101.08円まで下落し、 その後は狭い範囲でのもみ合いとなっています。 今の下値目標としては10/4安値100.74円が考えられ、 あとわずかのところまで来ており、 ここからしっかりと10/4安値付近を試しに来るのか、 もしくは取りきったと考え、目先は反発するのかが注目されます。 恐らく、昨晩の安値を割り込むようだと、 次は100.74付近まで試しにくると思います。 尚、考えにくいですが10/4安値を割り込むようだと、 11/25安値102.48円から戻り高値である12/2高値 105.67円までの上昇に対する倍返しは99.29円となり、 このような下値目標値がありますので注意したいところです。 トレンドは下向きですので、戻りを売りたいところですが、 戻りのポイントとしてはネックラインとなる 11/25安値102.48円付近があり、102.20~102.60円付近の 戻り高値では売り場になるのではないかと見ています。 ただ、10/4安値100.74円を再度試してからの戻りは 流れが変わっている可能性もある為、注意は必要です。 【ポンド円】 ポンド円は12/2ごろから下降チャンネルを 形成しているようにも見えます。 このチャンネルラインが機能していると考えれば、 昨晩の安値もその下降チャンネルの下限ラインが サポートになったとも考えられます。 また、昨晩の安値は10/6安値と11/24安値を結んだ アップトレンドがサポートになったようにも見え、 昨日の安値を割りこむような展開とならなければ、 下降チャンネルの上限である121.45円付近を 目指す展開も考えられます。 【豪ドル円】 昨日の早めの利食いがくやまれるところではありますが、 チャートでは昨晩は日中のレンジ下限を下抜けてから売りが強まり、 結局、11/24安値から12/2高値の上昇幅に対する、 61.8%押し76.96円を本日安値で達成する展開となりました。 トレンドは下向きとなっており、戻り売り有利と考えていますが、 昨晩の急落の後から、今日のここまでの動きを見ますと、 緩い下落となっており、これでは下値を試すパワーが蓄積されていない為、 まずは戻りを待ちたいところです。 戻りのポイントとしては77.85円付近で考えており、 今のところ幅は広いですが77.55円~78.10円付近での売り場探しかと見ています。 PR