【FX市況情報】2011年8月30日 FX市況情報 2011年08月30日 昨晩のNY市場はハリケーンの影響が限定された事や 米商務省が発表した7月米個人消費支出(PCE)が 市場予想を上回る内容となったことを受けて、 米景気に対する悲観的な見方が後退。 また追加緩和期待でリスク選好の地合いが強まり、 NYダウ平均が大幅上昇したことや、 米長期金利の上昇に伴うドル買いの動きから円安となり、 23時台に77.02円の高値を付けました。 ただ、その後は伸び悩み、引けにかけてジリ安の展開となり、 現在は76.85円付近で推移しております。 昨日(29日)の日中の高値が76.80円を手前にして、 何度も上値を抑えられており、この76.80円ラインが 今度は下値を支えるサポートラインになるかが 目先のポイントとなりそうです。 もしこの76.80円付近で踏ん張れないようだと、 昨日の安値76.53円や先週末の安値76.45円を 目指す可能性はありそうです。 この76.45円ラインは先週随分と意識されていた節だと思いますので、 このラインを割り込む展開には注意が必要だと思います。 ここからの上値目途としましては まずは昨晩の高値である77.02円を抜けるかどうかです。 77.00円前後には上値抵抗が重なっているように思いますので、 上抜けは簡単にはいかないかもしれませんが、 77.10円付近を仮に抜けてくる動きとなれば、 8/26高値77.69円を目指す展開を期待しています。 ただ、77.69円の手前で息切れすることも考えられますので、 77.50円付近を上値目標として考えておきたいと思います。 尚、デイトレ可能な方で、リスクを軽減されたい方は 76.80円ラインを下抜けてくるようだと一度利益確定の決済をし、 買戻しの気配があれば76.50~60円付近で 買い直すという方法もありますので参考にして下さい。 上値を試したときのリミットについては 昨年は代表選の翌日(9/15)に政府・日銀が単独介入を実施したこともありますので、 本日の東京時間は設けない方がいいように思います。 東京時間に何もないようですと、 上記の77.00円付近や77.50円付近を上値目標として 考えていくのが良いかと思います。 尚、仮にレジスタンスと見ている77.00円付近を抜けた場合には このレジスタンスラインはサポートラインに変わると考えられますので、 (レジスタンスとサポートの逆転) 下値決済ポイントとしては76.80円下抜けから 77.00円割れにと状況に合わせて変更するようにするのが良いと思います。 PR